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唐松岳~五竜岳

日   程: 2019年9月24日(火)~26日(木)

天   候: 9/24雨、9/25~26晴れ

参 加 者: M内、K内(車)

コースタイム

9/24(火)大津発4:30→4:40京都東IC→(名神、中央、長野)→9:00安曇野IC→(R147,R148)→10:30八方尾根ゴンドラP11:00→(ゴンドラ・リフト)~12:00八方池山荘~13:10八方池~15:00丸山~16:00唐松岳山荘テント場(テント泊)

 

9/25(水)唐松岳山荘テント場8:35~9:00唐松岳9:30~唐松岳山荘発10:10~牛首鎖場~11:15 ・2511~12:10大黒岳~14:15五竜岳山荘テント場(テント泊)

 

9/26(木)五竜岳テント場4:00~5:30五竜岳6:00~6:50テント場(朝食・テント撤収)9:15発~13:50小遠見分岐~15:15テレキャビン乗り場→エスカル・プラザ→(アルピコ・タクシー)→八方P→16:00白馬八方温泉17:40→(R148,R147)→19:10安曇野IC→(長野、中央、名神)→大津IC→24:00 K内自宅着 (車走行距離:片道・約400km)

記録

9/24(火)

 車で走っている間は晴れていたが、山はすっぽりガスの中。八方の駐車場で山の様子を聞くと、時雨れているらしいとのこと。ゴンドラ、リフト2台を乗り継ぎ八方池山荘着。霧雨だが時々雨脚が強くなる。カッパを着て、かんかん照りで暑いよりまし、と気持ちを励ましながら登り続ける。2年ぶりのテント縦走。M内さんと2人なので、前回より軽くなっているはずだが、体力は確実に落ちていて、しんどい事この上なし。ダケカンバの巨木、八方池の影、霧の中に時々浮かび上がる景色をカメラに納めながら、ずぶ濡れになって唐松岳頂上山荘に着いた。7500円の素泊まりにするか、1200円のテント泊にするか。「テントを持っているのに小屋泊」という選択をしたことがない私は強引にテント泊を強行。コンロ2台で暖をとり、濡れた衣類を乾かしながら、止まない雨を恨みつつ長い夜を過ごした。

紅葉が始まった八方池周辺
紅葉が始まった八方池周辺
ダケカンバ巨木、しばらく巨木林が続きます
ダケカンバ巨木、しばらく巨木林が続きます

9/25(水)

 3時ごろまで結構強く降っていた。このまま降り続くようなら25日は下山かも・・と天気予報を恨みながら雨音を聞くうち寝入ったらしい。起きたら晴れていた!!

 晴れてしまえば現金なもので、ルンルンと山支度。濡れたテントも太陽が乾かしてくれる。朝食もそこそこに唐松岳へ。不帰のキレットの異様、白馬の白い山並みをカメラに納めテントへ戻り、五竜へ向かう準備をした。小屋の人が、「すぐ鎖場が有るので気を付けて」とおっしゃる。山ガールたちが、「牛首の鎖場」について何やら言っている??? 20年前の私のエリアマップには危険マークはなかったが・・? 歩き始めてびっくり、岩場の連続ではないか!鎖が丁寧についてはいるが、テント泊の大荷物を持って歩きたくなるようなルートではなかった。(事前の情報取集は新しい資料で。)

 ハイマツの中を進み、白岳をかすめて五竜のテント場へ、14:15着。日没を見るため五竜岳に登る予定だったが、あいにく山頂はガスの中。登るのは明朝に回した。

キレットをバックにティータイム♪
キレットをバックにティータイム♪
五竜への縦走路。ハイマツの中を尾根が伸びる。
五竜への縦走路。ハイマツの中を尾根が伸びる。

9/26(木)

 早い人は3時ごろに登り始めた。私たちは3時半起床、4時にテントを出た。空荷なので楽勝・・と思ったが、甘かった。頭痛までしてきて半高山病状態。(動き始める前にたっぷり水分を摂るという鉄則を忘れていた。)5時前に空が茜色に染まり始め、5時半に朝日が顔を出した。彼方に富士の影も見える。朝日を浴びた鹿島槍の双耳峰、薄くモルゲンロートに染まる剣の峰々。早起きした甲斐が有った。

 テントに戻ってゆっくり朝食をとり、五竜を立ったのは9:15。快晴、暑い。西遠見、大遠見、中遠見・・昼過ぎには着いているはずの小遠見山分岐に着いたのは14時前。いくら大荷物だとはいえ時間がかかりすぎている。ゴンドラに乗ったのは15時過ぎ。タクシー30分待ち。(八方へ戻る若い2人と相乗りできたのはラッキーだった♡♡)入浴時間もたっぷり。17:40に八方を離れ、帰路に着く。眠い目をこすり、運転を交代しながら、大津に着いたのは0時になる少し前。長い一日だった。

(時間配分を考えて行動する事が大切!!)

空には細い三日月が・・。
空には細い三日月が・・。
雲海が広がり、空が茜に染まる。
雲海が広がり、空が茜に染まる。

朝日が顔を出す。
朝日が顔を出す。
富士の影
富士の影

モルゲンロートに染まる剱の峰々
モルゲンロートに染まる剱の峰々
朝日を浴びる鹿島槍の双耳峰
朝日を浴びる鹿島槍の双耳峰

唐松岳山荘 テント場・・朱一点、われらがテント。
唐松岳山荘 テント場・・朱一点、われらがテント。
厳つい岩峰、五竜の山塊。
厳つい岩峰、五竜の山塊。

黄葉が進む小遠見山付近
黄葉が進む小遠見山付近
五竜をバックに
五竜をバックに

★M内さん一口感想:

台風通過で晴れるだろうとの予報がはずれた。ザックカバー忘れに追い討ちをかける1日目雨の中テント設営は、初めての経験かも。

2日目快晴の朝に気分も晴れ晴れ、唐松山頂小屋からの下り「牛首の鎖場」は、縦走荷物を担いでは、なかなか厳しかった。

3日目五竜からの遠見尾根ロングコースも快晴の景色に励まされた。久しぶりのテント泊縦走を存分に楽しめた山行だった。

 

  • 唐松岳山荘テント場:数が少ないが水はけは良い。トイレは小屋の中。(きれいなトイレだが、テント場から登りになるので、かなりきつい。靴を脱いで上がって使用する。)水有料、要煮沸。素泊まりを選択していれば、テントは濡れず、衣類も乾燥してもらえた。次は迷わず小屋泊にします。
  • 五竜テント場:あまり数は多くない。トイレは小屋の端(汚物の行く末が心配)。水は100円/L。
  • 高速料金:往路・京都東~安曇野:5870円、復路・安曇野~大津:5810円
  • お風呂:白馬八方温泉800円(JAF割り可)9:00~22:00(水曜日は12:00~)
    他に、同じ泉質で、おびなた,みみずく、郷、あり。:600円
  • ゴンドラ料金も労山やJAFの割引が有るのでカード必携です。
  • 遠見エスカルプラザ→八方Pのタクシー代:4人乗り2400円(アルピコタクシー)