日 程: 2019年9月13日(金)
参 加 者: K本、一般1名
天 候: 曇晴
コースタイム
S0:47馬場島~1:20松尾平~2:20標高1600m2:30~3:20 1920m三角点~4:10早月小屋4:40~5:40標高2600m5:50~6:30標高2800m6:40~7:10カニのハサミ7:20~7:25剱岳8:00~10:40早月小屋11:20~13:50松尾平~G14:24馬場島
標高差約2259m, 水平距離約20km, 所要時間約13:40
記 録
黒戸尾根甲斐駒ヶ岳の次に、早月尾根剱岳に行く機会を作るまで2年を要した。その間、仕事の資格取得へ努めていた、今年早月尾根へ行こうと密かに決めた。通常、単独登山可能なコースを選んで行く。しかし、今回は、黒戸尾根、別山尾根の経験済みの友人も一緒に行くことにした。また、友人の友人が過去日帰り早月尾根に行った体験談をしてくれたこともあり、おおよそ計画のメドがついた。
前日、車で馬場島に着き、馬場島荘のスタッフとの話で、毎年登山事故、お天気や体調によっての小屋泊を聞いた。ヘッドライトで「試練と憧れ」を確認して登山口を出発。森林を歩いて、十三夜が曇で隠れてほとんど暗闇。一週間前の奥大日岳へ行った同様に寒くなかった。出発時点で友人はTシャツの肌寒さで防寒ジャケットを通していた。標高が上がるにつれて二人汗だくになってしまった。
GPS地図を見なくてもルートをしっかり確認した。早月小屋まで後わずかという時に、馬場島荘スタッフの話が思い出され、小屋泊した方がいいか?と何故か心が折れそうになった。しかし割と早く早月小屋に着き、友人と励まし合った。休憩をとり、早月小屋のスタッフと話をして、心身も回復した。ヘルメットを被り、森林限界へ再出発。まだ暗闇の中、見知らぬ道を歩くには見慣れてしまい、標高2600m位の鋭い岩稜へたどり着いたが、空が少し明るくなり丁度良かった。ガレ場の三点支持で、なおかつ鎖、ボルト(カニのハサミ)確保で進めていき、落石に気をつけて登頂した。
途中で、ストックしながら岩登りする年配者カップルがいたが、浮石恐れまた三点支持でなく危険であった。
剱嶽社の前で、剱岳が古来立山修験という山岳信仰の対象であった説で、雄山神社で座禅拝観したことを思い出された。別山尾根から登山者が多かったが渋滞は無く安心して360度風景を楽しむ。主に早月尾根を、日本海、室堂、富士山も見えた。30分堪能して下山開始。早月小屋を通過して急な段差による足への負担で疲れが出てしまった。しかし、転倒やけがもなく、無事馬場島荘へ下山報告した。
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