桜谷山から北西の尾根ピーク、初秋の小栗山を歩く

日   程: 2018年10月21日(日)

参 加 者: M田(SL)・K西・M内・K村(車)・K川(L・記録)

 

コースタイム

木地山バス停→登口7:55→与助谷山9:20→桜谷山10:30→11:30小栗山12:10→桜谷山12:55→桜谷山の東側取付13:25→14:45出合い→駐車場15:00

コース概要

小栗山(722.9m) (桜谷山より北西方向のピーク)
小栗山(722.9m) (桜谷山より北西方向のピーク)

記録

 「朽木いきものふれあいの里」で自然観察指導員として働いていたOMさんが、朽木・木地山の魅力を生き生きと描いた可愛い漫画本を何年か前にT中さんにお借りしたことがある。こんな山奥にこんな若い女性が移り住んで山里の暮らしをこんな風に楽しんでると当時とても感心したものだ。木地山地区は8世帯が住む限界集落。彼女も結婚して今や3人の子供たちのお母さん。限界集落の平均年齢をしっかり引き下げている。その彼女の家の裏から北西に伸びる尾根から今回は登る。高島トレイルの一部、与助谷山から桜谷山を歩いてそこからさらに北西に伸びる尾根のピーク、小栗山を目指す。与助谷山への尾根への取付300mからすぐに急登。やっと600mでほっと一息。そこからはゆっくりブナ林を楽しみます。樹齢何百年かのブナの大木があった。この山が昔からの自然をそのままに残している証です。与助谷山~桜谷山までは琵琶湖、小浜湾を楽しみながら歩ける綺麗なブナ林の稜線。    

 与助谷山で一人の大きなリックを背負った背のすっと高い青年に出会いました。3泊4日で高島トレイルを縦走するのだとか。これから木地山峠~百里が岳を目指すとか。我々では到底3泊4日で縦走することは無理です。駒ヶ岳から与助谷山に向けての稜線歩きが気持ち良かったとか。また、やはり再度、何度かに分けて高島トレイルに再挑戦してみたいものです。

 さて桜谷山から北西に伸びる尾根にあるピーク小栗山に向かいます。この尾根も綺麗なブナ林です。台風の影響で大木が倒れているが歩くのには問題ありません。小栗山の広いピークでゆっくりランチタイムを楽しんで下山。桜谷山の東側の尾根を下る。ちょっと分かりにくいので下見の時に付けたピンクリボンを頼りに降りていきます。このエリアは熊森滋賀がトラストされてる山林で熊森の方にとっては行きつけのお山って感じでしょうか。日本全国快晴の中、初秋のブナ林を気持ちよく歩きました。台風の影響で、広葉樹の葉っぱは多く落ちていたので紅葉をばっちり楽しむという事は出来ませんでしたが、残っている葉が少し色づいて初秋の一日を楽しむことが出来ました。

 とても綺麗な尾根と稜線でした。きっと四季折々綺麗でしょう。でも青年一人に出会っただけで誰にも会わない山行でした。こんな素朴な素敵な山をもっと知ってほしいなと思った山行でした。

参加頂いた皆さん、ありがとうございました。裏で支えて頂いたH子さん、ありがとうございます。いつもきれいな地図、ありがとうございます。今回は参加者全員紙の地図とスマホの地図をにらめっこしながらの山行でした。

(記:K川)

 

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