日 程: 2017年10月7日(土)~9日(月) [出発:10月6日(金)17:15 Y森宅]
参 加 者: Y森(CL,記録) N野(SL救急) A部(会計) M内(装備) K村(記録)
1日目 男体山
天 候: 霧雨とガス
コースタイム
8:45日光二荒山神社登山者駐車場発(1,280m)→9:00神社参拝→9:05一合目(1,330m)→9:44三合目(1,550m)→10:07四合目鳥居(1,670m)10:17→10:36五合目避難小屋(1,790m)10:44→12:00八合目(2,210m)12:05→12:42男体山山頂(2,486m)13:25→15:00五合目避難小屋15:05→15:40日光二荒山神社登山者駐車場着
記録
10/6(金)夕方、雨降る中、車で草津を出発。新名神、新東名と走って行くもずっと雨。途中SAで仮眠後また走ります。いろは坂を越えて朝8時過ぎに登山口に到着。登山者用駐車場は、日光二荒山神社宝物館の裏にありました。倉庫の軒下でカッパを着て8:45出発。雨は登山可能な小雨霧雨程度です。
まずは、二荒山神社(中禅寺湖のほとりにあります)で参拝、そして入山料(500円)を納め、お守りを頂きスタートです。鳥居をくぐって長く急な階段を登ります。そして、登り切ると一合目です。また、鳥居をくぐります。登山道には要所要所に鳥居があり、必ずくぐって行くように登って行きます。笹と背の高い樹林が、ガスの中ですが雰囲気を高めます。三合目から四合目までは、車道(林道)を歩きます。そして再び山道へと入って行くのですが、ガスがなければきっと中禅寺湖が見えたと思います。登って行くと少しずつ色づき始めた木々が、私達を楽しませ始めました。登山道の両側には、程よく色づいた木々が茂ります。五合目にはしっかりとした避難小屋があり、ここで少し休憩します。斜面もかなり急登になってきました。この上は木々の中を進んだり、岩ゴロの急斜面をジグザグに登ったりの登山道が続きます。八合目には瀧尾神社があり、ここを越えると少し緩やかになります。道は広くなりますが、真ん中が窪んでいます。雨水がここの窪みを流れるようにしてあるとか?さて九合目になると周りは一変。赤茶けた土と溶岩が固まったような岩が多くなります。そして間もなく山頂到着です。
まずは、二荒山神社奥宮に参拝。そして左に二荒山大神の像があります。本当なら日光白根山や中禅寺湖は眼下に見えるのですが、今日は何も見えません。でも大雨と思っていたので登れただけでも幸せです。右手の最高点に行くと顔が写るようなピカピカの大きな剣(2004年に来た時は趣があるさびた古びた剣でした)がたっています。ここが最高点です。標高差1,200m良く登ってきました。さあ、ベンチでお昼にしましょう。暖かい飲み物食べ物でお腹を満たすと活力が湧いてきました。夕べ滋賀を出発し今日の昼には男体山山頂。定年後も元気によくやりますね。
さあ、下山です。K村さん先頭に各自のペースで下ります。五合目の小屋で休憩後、二合目の石碑を探しながら下ります。なんと少し登山道からそれていて見落としていたのです。帰りはちゃんと見ました。15時40分に下山。伊吹山と標高差はそれほど変わらないのに、男体山の方が、かなりしんどいです。さあ、次の目的地は那須温泉です。今夜は温泉でゆっくりしましょう。那須岳の紅葉も楽しみです。
(男体山記録 Y森)
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2日目 茶臼岳、朝日岳、三本槍岳
天 候: 晴れ一時ガス
コースタイム
7:45駐車地(大丸)発(1,270m)→8:25峠の茶屋駐車場(登山口)→9:18峰の茶屋跡(1,723m)→10:04茶臼岳山頂(1,915m)→10:34峰の茶屋跡(1,745m)10:48→11:27朝日の肩(1,843m)→11:41朝日岳山頂(1,896m)→12:061900m峰(1,900m)→12:23清水平(昼食休憩1,810m)12:49→13:30三本槍岳山頂(1,916.9m)→14:40 1900m峰→15:30隠居倉(1,819m)15:50→16:50三斗小屋温泉(大黒屋1,457m)着
記録
朝7時10分、山麓の喜久屋旅館を出発。宿から峠の茶屋駐車場までは8kmぐらいの所なのだが、登山口近くの駐車場まであと2kmの所で(心配していたことではあるが)大渋滞。すぐにこれ以上登山口に近づくのは無理と判断し、その辺りで駐車スペースをなんとか確保。登山口から標高差で200mほど下から登山開始。車の行列を横目に歩行者用の道を歩き、峠の茶屋駐車場に到着。この辺りから見える山々の紅葉にすでに圧倒されてしまっていた。登山道から見える朝日岳と鬼面山の南側斜面いっぱいに広がる紅葉の絨毯を見て、いきなりテンションマックスに。紅葉の山を眺めながら歩いて行くと峰の茶屋跡避難小屋に到着。まずは、那須岳とも呼ばれている茶臼岳に向かう。こちらは、現在も火山性ガスや水蒸気を噴出している火山なので、山肌は荒々しくガレた状態である。先ほどまで快晴で青空だったが急にガスに覆われてきた。山頂付近の火口跡を周って山頂に着いたが、ガスのため山頂からの展望はなかった。御鉢巡りをして、峰の茶屋跡に戻る、ここからは、朝日岳を目指し鋭い尾根を登っていく。途中鎖場もあった。そこで、ヘリによる遭難者の救出に遭遇した。朝日の肩からは少し広い尾根で朝日岳山頂に到着。残念ながらここでもガスが多く山頂からの展望は得られなかった。次は、三本槍岳を目指す。朝日の肩から、1900m峰を越えて、清水ヶ原に下りたところで昼食休憩。その後、三本槍岳に向かう。泥沼道に悪戦苦闘。ここは福島県と栃木県の県境になっている。三本槍岳では、ガスが切れて青空が見えてきた。これで那須三岳を完登できたことになる。1900m峰まで戻り、隠居倉岳に向かう。この辺りで再び日が差してきて、美しい紅葉を眼下に眺めることができた。隠居倉岳山頂からは360度、紅葉の那須連山の景観を堪能することができた。ここからは急な尾根を下って、三斗小屋温泉に向かう。途中噴気が立ち昇る湯元の横を通り、大黒屋に到着。いい温泉に浸かり、ゆったりとした部屋で、この日の感動を胸にねむりに就いた。
(記録:K村)
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3日目 ひょうたん池
天 候:晴れ
コースタイム
7:15大黒屋出発⇒7:37沼原分岐⇒8:07姥ケ平分岐⇒8:30分岐~ひょうたん池~⇒9:00分岐⇒9:30牛首分岐⇒10:04峰の茶屋跡⇒10:50峠の茶屋P(登山口)⇒11:00駐車地着
記録
朝の紅葉も楽しめる良い天気です。朝7時15分に名残惜しい温泉宿を後に、今日は、それほどアップダウンがないコースと心得ての出発。皆さん最初から足早に歩かれる。「なんでこんなにとばすの」と思いつつ。一本道だからと思いつつ、ついていくのが必死の私です。数珠なりになるのを避けるために先頭を確保、シャッターチャンスの余裕を確保といろいろ考えての行動だったのかと、今になって思います。気がつくのが遅いですね。足元の紅葉も楽しみながら、昨夜コース打合せで変更したお目当ての「ひょうたん池」へ。分岐から高い位置の木道を譲り合いながらひょうたん池へと進みます。思い残すことなく「紅葉」が撮れました。ロープウェイからの観光客も多くなってきました。この先の広場から茶臼山と噴気の撮れる絶景ポイント。その先はガレの登りが少しありましたが、振り返って観る景観の紅葉もなかなかのもので、あっという間に水平道へ。無間地獄と言われる活発な噴気の傍を通り、峰の茶屋跡に到着。ここからは昨日歩いたコースを峠の茶屋Pまで下ります。昨日と同様に、駐車場待ちの車列を横目に、私たちは、悠々と紅葉を楽しんだ顔で歩いていたことでしょう。「歩かな損損」と言ってあげたい心境でした。さすが「那須の紅葉」。
人気の「鹿の湯」にも入ることができ大満足。3連休最後ということもあり、渋滞を覚悟で帰路につく。サービスエリアでの休憩も短縮して、無事大津に夜9時過ぎに帰って来ました。長距離運転ありがとうございました。3日間充実した山行でした。
(記録・M内)
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