日 程:2016年7月15日(金)~18日(月) 各日帰り山行
参 加 者:Y森(CL)、N野(SL)、K西、A部、K川享、M内、K森、K枝、Y田ち(一般)、Iね(山友会OB) 計10人
7月15日(金)白竜の滝
概 要: 行動時間1時間52分 距離3.6km 累積標高差150m
参 加 者: 全員
コースタイム:
14:04雨竜沼湿原登山口P(535m)発→14:25一つ目の橋(585m) →14:38白竜の滝(605m)14:52 →15:07二つ目の橋(650m)ここで終了,下山→15:57雨竜沼湿原登山口P着
記 録:
一日目に本当は、雨竜沼湿原に行くはずだったが、登山口に着いた時刻が遅かったため、入山できなかった。でも白竜の滝までならOKだったのでそこまで行くことにした。今年は熊の出没が多く下山時間が厳しく制限され17時には登山口まで下山しなければならなくなった。
14時過ぎ、登山道を歩きはじめる。一つ目の橋はすぐだった。登山道はしっかりとつけられ、登山道脇にはれオオウバユリ、シシウド、サンカヨウの実、エゾノレイジンソウ等がみられる。そのうちに白竜の滝分岐に到着。せっかくなので滝つぼ近くまで降りることにする。道は急だった。下りると意外と迫力のある滝で皆さん写真撮影に夢中でした。ここで全員の初集合写真を撮る。登山道に戻って、もう少し先へ行くことにする。二つ目の橋が出てきたところでUターン。この先は、次回です。明日の暑寒別岳から雨竜沼湿原が見られるよう願って下山です。ゲートパークに16時前に到着。管理人の方から町内にある入浴施設の割引券をもらいお風呂へ向かう。100円引きで300円で入れた。そして今日のお宿、「もせうし旅館」に直行。一泊二食5400円。料理は普通だが、こちらの意向にそって下さり朝食を朝の4時からだして下さった。コーヒーもお茶も自由にかってに飲んでって感じ。お茶缶(200cc)1本サービス。とても親切なお宿でした。早めに就寝し明日に備えます。
(Y森)
7月16日(土)暑寒別岳 日本二百名山、原始の山に登る
参 加 者:全員
天 候:晴れ時々曇り
コースタイム:
民宿4:30発→6:25箸別避難小屋Pトイレあり(485m) 6:50→8:05二合目→四合目9:45→9:30六合目→10:05七合目→11:25暑寒別岳山頂(1,491.6m)12:05→15:20箸別避難小屋P着 15:35発 ・・車で移動(155K)…19:00着 白金四季の森 ホテルパークヒルズ泊
行動時間 8時間37分 距離 往復18k 累積標高差 1,050m
記 録:
2日目は、移動も山行も一番の長丁場。日本海を見ながら快調に飛ばしながら、登山口へ向かう。しかし、その海岸沿いに暑寒別岳登山口行きの標識がない。これはクレームを付けないと増毛町(マシケチョウ)に。細い林道に入ってしまう。大型車を細い道でバックして、(本当にスゴ技)来た道を引き返す。ハラハラドキドキ、良かった。
暑寒別岳は、原始の山。
ようやく、辿り着いた暑寒別山は、485mの登り口からタケカンバ、ブナ、ナラの木などの自然林が豊かな原始の山。緩やかな樹林帯の中を歩いていく。緩やかだから標高が稼げない。ユックリ時間を掛けて進んで行く。4合目辺りで熊の糞を発見。登山道のど真ん中。それから樹林帯を抜ける7合目辺りまでに6個以上のウンチに遭遇。「分かった、分かった。君たちのテリトリーに進出して来てごめんなさい。私達も君たちテリトリーを侵さないから、静かに登らせてね。」熊が、生息する北海道の原始の山を大切にしたい。
現れたお花畑。
そして、樹林帯を超えて7合目を過ぎて。。。「わぁーキレイ。」歓声があがる。そこからは、北海道、増毛、固有種の花が百花繚乱。歓声とカメラモード一色に包まれながら山頂を目指す。嫋やかな、どしりとした山容を見せてくれて、様々な高山植物が咲き誇る、懐の深い山。昨日行けなかった雨竜沼湿原が、雲の晴れ間に8合目から東南東を望めば、一瞬姿を見せてくれる。あの湿原の周りもお花畑なんだなぁ。様々なお花を楽しみながら頂上へ。
急いで急いで
次の宿泊先まで165
kを走らなければならない。16時には登山口を出発しないと最終19時30分のバイキングにありつけない。急げ急げ。下りは、お花モードもユックリモードもなしでひたすら下って行くも標高が緩やかだから中々、辿り着けない。それでもかなり予定より早く登山口へ到着。急いで急いで。19時30分までのバイキングに間に合った〜。生ビールで乾杯!美味い、美味い。2杯も飲んで、明日の十勝岳は大丈夫?でも取り敢えずは、本日はこれにてミッション完了なり。綺麗なホテルと美味しい食事と良い温泉に満喫、満喫。
明日は、百名山の十勝岳登頂組と花の百名山富良野岳組に別れての山行きだ。
(K川享子)
7月17日(日)
山行の前に全員で「青い池」と「白ひげの滝」を見学
十勝岳 日本百名山
天 候:曇りのち小雨
参 加 者:N野(ⅭⅬ)M内 K川 A部 Y田 K西 の6名
コースタイム:
8:45望岳台登山口8:50→9:25雲ノ平分岐→11:18和噴火口→12:40十勝岳(2,077m) 13:10→13:50大砲岩→14:00避難小屋→14:35上ホロカメットク山(1,920m)→15:00かみふらの岳(1,893m)→16:25上ホロ分岐→17:00安政火口→17:30十勝岳温泉登山口着
距離およそ11k 累積標高差約1,350m
記 録:
「十勝岳」チームは望岳台から十勝岳を目指します。十勝岳避難小屋までは広い道が続きます。今はイワブクロが咲いていました。避難小屋からは約200mの急登でしかも歩きにくい尾根を歩く。そこからは 傾斜もゆるくなり左手に昭和噴火火口を見ながら1800mの十勝岳の急登までは火山礫地で「月の砂漠」の雰囲気を醸し出している。山頂まではゴロゴロ石で慎重に。頂上は360度の視界となっているが、今回は視界悪し(泣)
記念撮影&休憩をしている間に雨もポツポツ降ってきて、私達は十勝岳温泉口へ目指すので身支度をして出発。下りの急坂で雨でぬれているので気を遣うが、ここからは十勝岳までの雰囲気と違い素晴らしいお花畑。数回のアップダウンを繰り返し上ホロカメットク山へ。十勝岳・富良野岳の稜線が臨めるそうだが視界ゼロ。しかし、見事なお花畑に今日の天気なんか苦にならず「いいね~」の連発。40m下ったら富良野岳と十勝岳温泉分岐のかみふらの岳。天気は回復ならず。雨の中キタキツネ登場~人に慣れているのか物欲しそうにウロウロ。そこは無視して方向を確かめて登山口へ向かい下山。Ð尾根の急坂(安政火口を上から眺めます)を上ホロ分岐1500mまで下り、手前300階段では下山の足には堪える。いつの間にか雨も止みカッパもご苦労様して、登山口まで230mあとひと踏ん張りですが、ゴロゴロの岩山を約100mほど下ります。最後まで気が抜けませぬ。ここでは安政火口を下から眺める事になります。安政火口口の川を渡れば温泉登山口へと続く遊歩道を歩く事約30分で今日泊まる「凌雲閣」に到着。行程時間8時間:ご苦労様でした。(K西)
7月17日 富良野岳 花の百名山
天 候: 曇り後小雨のち曇り
参 加 者: Y森(CL)、K森、K枝、Iね の4名
コースタイム:
白金四季の森
ホテルパークヒルズ発・・・十勝岳、「望岳台」登山口へ十勝岳組を送ってから8:55十勝岳温泉登山口9:15→三段山分岐→9:52安政火口9:57→10:27上ホロ分岐10:32→11:021580m地点11:07→12:00富良野岳分岐12:05→12:47富良野岳山頂(1,911.9m)13:02→13:36富良野岳分岐13:41→14:321580m地点14:37→15:13上ホロ分岐→15:37安政火口15:42→三段山分岐→16:12登山口着
行動時間 7時間15分 距離 10.5k 累積標高差 700m
記 録:
流石は花の百名山ならでは、駐車場から登山者の車が道路に迄溢れている。今日宿泊する稜雲閣ホテルは登山口の前で手配済み。準備を済ませ出発する。
安政火口まではなだらかな歩道を行く火山の荒々しい山肌がガスに見え隠れする。沢を渡り化物岩の山裾をトラバースしながら高度を稼ぐ。上ホロカメットク山分岐を過ぎもう一度沢を渡ると木の階段の急坂を一気登り。富良野岳に続く稜線が迫る。登山道沿いには可憐な花たちが迎えてくれ、疲れを感じさせない。野鳥の心地よさげに囀っている。前奏曲の後、250m高度をエゾノハクサンイチゲの大群落の斜面、歓声をあげながら富良野岳を目指す。キタキツネやコマクサの出迎えを受け、霧に包まれたピ-クに着く。
途中、小雨に見舞われるが影響はない。かえって高山植物を鮮やかに見せる。上富良野岳への周回コースは取り止め登路を下山する。地形図を見ても山腹を上手く巻くように道が作られている。しかし、岩だらけの道と雨でぬれて道は滑り易く気を遣う。遭難事故が発生し、多人数の救助とすれ違う。歩みがより慎重になる。安政火口からは天気も良くなりホテルも見え、たらたらの道を下るとゴールイン。(K枝)
感 想:
4度目の北海道は気心の知れた山仲間と一緒の楽しい4日間でした。北海道の山は標高は低くても高山植物が豊富なのを感じました。野鳥は北海道の固有種が見れるのを期待しましたが、青池に繁殖していたオシドリと暑寒別岳で高らかに鳴いていたコマドリが印象的でした。
7月18日(月)観光
記 録:
朝食→四季彩の丘→メロンのお店→買い物&昼食→レンタカー返却→空港
昨日十勝岳に登山した6名は、本日富良野岳に登る予定が昨日からの小雨で、今日は全員で半日観光することになった。実はこの日、十勝岳Gは昨夜すでに今朝のおにぎりを貰っていたのだが、昨夜の夕食時、宿側の手違いで女性は大広間で、男性は少し早くにレストランで用意された夕食をとっていた。一緒に用意されなかったことでリーダーの交渉力と宿側のサービスで、今朝のバイキング朝食を全員で一緒にとることが出来てラッキーでした。
・四季彩の丘-半日はゆっくり楽しめる広大な花畑が広がっている。花の色彩がとてもよく調和するように考えられており、機会があればぜひ立ち寄ってほしい場所。これだけの場所で入場料も協力金として、200円のみ。素晴らしかったのが、近くで見るとサルビアの赤や、マリーゴールドの橙等が遠くから見ると、12色のシックな縦縞のグラデーションになっていて、どんな花が使われているのだろうと丘まで見にいってしまう。
・メロンの直売店-ホテルでも売店で送ることは出来たが、ここでは試食でき、家用としてお持ち帰り用に、網目がきれいでないメロンが手頃な値段で買えます。
・空港3Fのパスタ屋さん-Y森L、運転して頂いた3名にお疲れ様、無事下山でき、乾杯!
(K森)
Iねさんより感想
長万部に移住して12年になります。暑寒別岳のある増毛山地は留萌支庁の南部に位置している増毛町にあります。最近この地の話題は、留萌・増毛間のJR線廃止と明るいニユースではなく、冬の日本海の厳しさが想像される出来事でした。以前トレーニングしている写万部山(498.8m)で熊のフンを見かけましたが、暑寒別岳は写万部山の比ではなく多かった。二つの山に共通しているのはササの竹の子があることでした。熊の好物で山菜採りに夢中になって遭遇したり道に迷う事も少なくありません。北海道は有名な山以外は入山者が少なく単独では行きたくない感じです。
富良野岳で気になることが一つ。頂上付近のお花畑でキタキツネが登山道を横切ってアクビをしながら急ぐこともなく悠然と去って行きました。「ホンマにキタキツネかいな」普段見かけるヤツは痩せていて50mも近づいたら一目散に逃げてしまうのに・・・頂上に行って下山途中の少し開けた休憩場所に同一個体と思われる人馴れしたキツネが、食べ物を探す風にウロウロして十勝岳の方へ歩いて行きました。その場所には登山者が二人休んでいて5mぐらいの近さで見ていました。太って二回りは大きく見えて、食べ物をもらっているのか落ちたのを食べているのか、どちらにしても熊を呼ぶことになるので危険を感じました。シッポの先端が白いのが確認出来たのでキタキツネに間違いありません。
(元会員 Iね 馨)