日 程:2016年2月11日(木・祝)
天 候:快晴
参 加 者:K村(CL)(車)、Y永(SL)、H田(記録)
コースタイム:坊村駐車場8:00→10:00御殿山→10:10ワサビ峠→11:05武奈ヶ岳(昼食)12:00→12:34ワサビ峠→12:40御殿山→14:05坊村駐車場
記 録:
前日の夜、K村さんから「武奈ヶ岳で快晴の中で雪山歩きが出来そう」とお声がけ下さり、参加に至りました。急遽計画されたとの事でした。武奈ヶ岳・・・春も秋も素敵だった。いつも幸せな気持ちにさせてくれた。雪の武奈ヶ岳はどんなであろうかと、憧れていた。今年は暖冬でもう無理かなと諦めていた雪の武奈ヶ岳。ワカン要は嬉しい限りで、連絡を頂いてからは、明日は「雪の武奈ヶ岳デビュー」、と夢心地でした。
当日、坊村は雪景色。神社前の駐車場もほぼ満車。登山者も多そう。人気は嬉しい。
登山開始。登山道は青空と雪と太陽で眩しい綺麗さ。雪化粧の木々。地面もふかふかの雪に覆われ、太陽の光が差し込み、雪面が輝く。風が吹けば、キラキラの粉雪が舞う。写真になる景色が続く。少し低木地帯に入ると、木々の枝にふわふわの雪がぽつぽつと、まるで梅や綿花のような花を咲かせているように付いている。雪梅か雪綿か、やさしい感じの花になる。・・・「枯れ木に雪の花」。御殿山山頂近く、低木になり、雪の木々のトンネルでもうすでに至上の幸福。御殿山でワカン装着。そして、更に核心部の武奈ヶ岳を前方に見る水平地帯へ。新雪の雪遊びタイム。ワカンで踏み外せば膝位の積雪。満面の笑みがこぼれる。たっぷりの新積雪で好条件のワカンです。
心にきたのはもちろん眺望。武奈ヶ岳の左手から葛󠄀川方面、後方に至るまで地平線辺りに青く見える大気層のようなものが綺麗に見える。空とのグラデーションの綺麗な事。ああ、地球の景色なんだと思いました。鮮やかに見えるのは冬ならではなのでしょうか?雄大な景色です。
武奈ヶ岳の左面には樹氷群が目を惹き付けます。山の斜面を覆う樹氷は本当に見事。吉野の千本桜を純白にした印象です。心にくる景色の連続で、もうくらくらです。春に「毎週比良に登る」という登山者から聞いた事があります。「樹氷は他も見たけど比良の方がいいと思う」と。以来、この目で確かめたいと思っていました。この景色だと直感。感無量でした。
山頂で記念撮影。風の当たらない斜面で雪を踏み固め、平地を作って昼食。北村さん、おでん、ごちそうさまでした。本当に暖かな日です。
ピストンですが、帰りは比良山系の景色が楽しめました。どこをとっても写真になるけれど、写真には収まりきらない、素敵な雪の武奈ヶ岳でした。
記 H田
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