日 程: 2015年10月11日(日)
天 候: 小雨のち曇り
参 加 者: Y森(CL)、N野、Y田(一般)
アクセス:
10日 大津(12:00)=登山口近くの駐車場にて仮眠(22:00)(4:00)
コースタイム:
11日 滝沢登山口(5:18)→1255m地点(5:37)(5:42)→1650m水場(6:48)(7:55)→1890m(7:40)(7:50)→駒の小屋2050m(8:05)→会津駒ケ岳2132.4m(8:33)(8:45)→中門岳2060m(9:23)(9:35)→駒の小屋(10:06)(10:50)→1650m水場(11:55)(12:10)→滝沢登山口(13:10)=民宿「こまどり」泊
距離:14.7km 時間:8時間17分 累積標高差:約1,150m
記 録:
第一日目は平ヶ岳を予定していたが、悪天候が予想されたため行程の短い会津駒ケ岳を急遽先行させることになった。国道352沿いに大きな案内があり、舗装された林道を上って最終駐車場に到着。そこからすぐの滝沢登山口には立派なはしごが建てられている。はしごを昇ると続きで、その後1時間半のジグザグ急登となる。ヘッドランプが不要となった頃から小雨が降り出したが、強くなることはなかった。標高1500~1700m周辺のブナやカエデの紅葉が真っ盛り。水場を過ぎると黒木の森がはじまる。シラビソの中にダケカンバも混じる豊かな原生林を登っていくと、やがて視界が開けて駒ケ岳が望めるようになる。1900mを越えると道はすべて木道となり、カワイイ駒の小屋が見えれば山頂も目前。駒の小屋は素泊まりの完全予約制となっていて、恵まれた環境と雰囲気のある立地のせいか、週末の予約はなかなか取れない程の人気とか。
山頂での遠望は無理だったが、中門岳へのなだらかな稜線の連なりが展望できた。午後の悪天候が懸念されたが、3人とも行きたいと意見がまとまり、高層湿原を絵に描いたような池塘の点在する稜線歩きを開始。緩めのアップダウンを繰り返し、湿原の中を進むこと40分で最終目的地の中門岳に到着。夏ならば、さぞかしお花が咲き乱れているんだろうなぁ・・・と感慨ひとしおだった。駒の小屋に戻ると中に入れて頂き、ゆっくりと昼食をとることができた。あ~あ、下りの木道では滑りにスベリまくり嫌気がさすほどだった。快適な寛ぎタイムで、おまけに小屋の情報では明日晴れるとか!これで明日も平ヶ岳やれるゾ!!すっかり心機一転。小屋を辞する頃には雨もやみ、足取りも軽く順調に下山、無事登山口に到着した。
民宿「こまどり」は登山口からすぐ近くにある。夕食には山椒魚の天ぷら、岩魚の塩焼き、熊の油をつけて食べるそばのやきもち、裁ちそば、その他たくさんの山菜料理がずらりと並ぶ。これらは山人(やもうど)料理と呼ばれる郷土料理であり、伝統的で珍味、独特な食文化を味わうことができた。また今回は、只見線全線復旧キャンペーンの期間に宿泊したことで、只見線応援団賛同会員になる機会を得、ナントふるさと応援商品券まで頂戴した。信楽高原鉄道は台風災害からすでに復旧を果たしたが、平成23年の豪雨で一部不通になったままの只見線では、全線開通が沿線の人々の念願となっている。午後の空いた時間は、外湯の「駒の湯」でゆっくり温泉に浸かり、頂いた商品券を有効活用するため桧枝岐村をお土産散策したりと、十二分に楽しませて頂いた。あとは、翌日の平ヶ岳登頂以外「無の境地」で就寝した。
(記 N野)