日 程:2015年9月18日(金)夜発~23日(水)
参 加 者:Y森(CL)、N野(SL)、Y口、M内、M田、Y田(一般)
記 録:
9/18(金) 19:40名神瀬田東IC=25:15甘楽SA(仮眠)
9/19(土) 【赤城山】(1685m) 快晴
7:30甘楽SA=9:00赤城高原少年自然の家駐車場9:15―10:05地蔵岳(1,674m)―10:45駐車場=11:20黒檜山登山口―12:40黒檜山頂上(1,827.7m)13:20―13:55駒ケ岳(1,685m)―14:40登山口駐車場―赤城神社参拝15:10=JR沼田駅=民宿旅館よしや荘(泊)
カレンダーの日付と曜日の並びによって数年に一度訪れるというシルバーウィーク!ありがたい5連休を目いっぱい使っての北関東百名山巡りです。一般参加のY田さんが仕事の都合で当日の出発時間に間に合わず5名での出発となった。
甘楽SAで仮眠をとり、翌朝、赤城高原に移動する。さわやかな秋の空が広がり、うれしい第一日目の赤城山だ。主峰の黒檜山から駒ケ岳への縦走と、その前にまずは地蔵岳を目指すことにする。少年自然の家の駐車場に車を置き、車道横の登山口を入ると、すぐに気持ちのよい広葉樹の森が広がり、緩やかな登山道をいくと地蔵岳に到着だ。眼下に大沼、真正面にはこれから向かう主峰黒檜山がそびえている。展望を楽しんだら一気に下山して駐車場へ戻り、次の黒檜山登山口近くの駐車場へ移動する。笹に覆われた登山道を登ると、また大沼が、そして正面に先程登った地蔵岳が見え隠れして何度も足を止める。頂上はさすがに北関東の百名山とあって、若者を中心に大勢の登山者が集っている。展望台で、榛名山や谷川岳、日光白根山などを望みながらゆっくりと寛ぐ。色づき始めた紅葉に青い空、眼下の湖を眺めながら気持ちの良い縦走で駒ケ岳頂上を踏み、大洞登山口に下山する。駐車場まで戻る途中、パワースポットの赤城神社に参拝して、車でJR沼田駅に向かう。上越新幹線でやって来て我々と合流するY田さんを迎えにいくのだ。めでたく6名がそろって民宿旅館「よしや荘」へ向かう。かけ流しの温泉もあり、リーズナブルなお値段の宿に荷物をおいての山旅が明日も続きます。
(M田 記)
9/20(日) 【日光白根山】(2577m) 快晴
7:20よしや荘=8:30丸沼高原スキー場―9:00ロープーウェイ山頂駅9:10―11:30日光白根山頂上(2577m)12:15-13:05五色沼―13:50弥陀ケ池―14:25七色平―15:15山頂駅=15:50駐車場=よしや荘(泊)
今日も朝から快晴。出発前にY森号のタイヤに異変が見つかる。タイヤが少しへこんでいた。急遽途中のガソリンスタンドで見てもらうと、パンクしているとのことで修理をしてもらう。待っている間に、地元の人からこれからの山の情報を仕入れる。思いのほか早く修理が完了し、丸沼高原スキー場に向かう。ロープウェイに乗り、快適な空の旅で着いた頂上駅は標高2000mだ。目の前に白根山の全容を望み、付近は足湯あり、散策コースもありで多くの家族連れでにぎわっている。
登山口から緩やかな樹林帯を登り抜けると一気に展望が開け、岩とガレ場の登りに変わる。視界が広がると頂上まで登山者の長い列。子ども連れも多く、落石に注意しながらゆっくりと登っていく。頂上直下では順番待ちで、やっと記念写真を撮る。一息つくと360度の大パノラマに感動。眼下に美しい五色沼や、黄色く色づいたダケカンバが広がる。ゆっくりと展望を楽しんだ後は、五色沼、弥陀ケ池を通る周回コースで下山する。周囲の黄葉した木々を湖面に映した五色沼は今年の山の心に残る風景となった。
(M田 記)
9/21(月)【皇海山】 (2143.6m) 晴れのち曇り
5:45よしや荘発=8:32皇海橋―10:08稜線鞍部10:15―11:03皇海山山頂(2143.6m)11:30-12:02稜線鞍部12:07―13::20皇海橋 よしや荘(泊)
4時起床し、民宿の親切な対応で早い朝食をすまし5時45分に民宿を出発。一般道から登山口までの未舗装の長い悪路をスピードを落としながら走行する。この夏の天候不順や台風で山道が荒れたのだろう。しばらく通行止めとなっていたそうである。我々の走るルートはシルバーウィークに漸く開通した。踏みつければパンクしそうな石あり、車体を擦るような凸凹あり、慎重に車は進んだ。
8時10分に登山口駐車場に到着。大阪からきた小さな女の子連れの御夫婦。奥さんは安土の出身だとか。ご主人に登山口で写真を撮ってもらう。今日目指すは皇海山。「すかいさん」と読める人は本物の山好きである。ネットで下調べした際「百名山で一番人気のない山」という記事を見かけたが、山を登り終えた後での感想では何でこの山が百名山なのかなという印象である。
登山口から鋸岳と皇海山の連なる稜線までは沢沿いに滑りやすい岩を歩かねばならない。1700Mを超えるとロープの連続である。当日は曇りで稜線を歩いても眺望も良くなく、なぜこの山が百名山かの疑問が深まる。深田久弥のよると彼がこの山に登った時は快晴に恵まれ、素晴らしい眺望を得た、奥日光の山々はもちろん北、南アルプスまで視界に入ったのでしばしば楽しい停止にゆだねられた、、、とある。残念ながら私には曇天により美しい眺めに出会えず、ただただ疲労ののこる山行であった。ただ翌日武尊山からみたこの山の姿は美しかった。深田が百名山に選んだ理由は「颯爽とした気品」だと書かれている。
(Y口 記)
9/22(火)【武尊山】(2158.3m) 快晴
7:05よしや荘発=7:40武尊牧場リフト乗り場上部発―9:27武尊避難小屋9:35―11:15中ノ岳分岐11:20―11:45武尊岳山頂(2158.3m)12:25-12:45中ノ岳分岐12:48―14:00武尊避難小屋14:10―15:12武尊牧場リフト乗り場上部着 「よしや荘」経由 老神温泉「観山荘」泊
快晴。7時過ぎに民宿を出発。武尊牧場スキー場から頂上を目指すルート。スキー場周辺はキャンプ場、牧場があり自然と触れ合える高原となっている。また見事なブナ原生林がある。前日の皇海山と対照的な賑わいである。武尊をホタカと読む。もちろん山の由来は日本武尊からきている。地元の方は穂高と区別するため「上州ホタカ」と上州を前に付けるそうである。
7時40分出発。しばらくするとブナ原生林にであう。一帯は散歩のコースとして標識などが整備されている。途中に映画「眠る男」(小栗康平監督、1,996年)のロケ池がある。群馬県人口200万人突破記念とある。モントリオール世界映画祭で特別大賞を取った作品。一度観たいもんだ。そしてシラカバの小路が続く。道標がしっかりしてあるので道迷いの心配なし。ところどころ道が沼のようになっていて歩きにくい。途中赤い屋根の避難小屋があった。
このルートのポイントは岩場。登る人と下る人が重なり合い渋滞状態。好天もあり登山者が多い。鎖があるので特に危険を感じることはないが。三つ池という道標があるが、池というより水たまりのようなもの。山頂近くに日本武尊の銅像があった。この山も信仰と深いつながりがある。
11時45分山頂到着。約4時間かかった。すでに山頂は多くの人で賑わっていた。見渡せばこの4日間に登った赤城山、日光白根山、皇海山が見え感慨深いものがあった。
(Y口 記)
9/23(水)【買い物&観光後帰途】 快晴
シルバーウィーク最終日、早朝、老神温泉の朝市にそれぞれ気の向くままに出かけ、それぞれお気に入りのお買い物を済ます。今日は、せっかくここまできたのだからと世界遺産「富岡製糸場」を見学してから帰ることにした。富岡ICからすぐです。入場料1000円+ボランティアガイド料200円(希望者)。さすがにこの連休半端じゃない来場者、その上、照り付ける暑さ、その中をガイドさんの説明に熱心に耳を傾け勉強する。正面上の明治五年の文字。建物はその当時のままだそうです。地震の多い日本なのに明治からそのまま残っていることに感激。フランス人の技術者を招いて作られたこの工場から、日本の生糸産業の発展があり、重要な輸出品になっていったということでした。最終日まで楽しみました。お疲れ様
ということで、5日間、盛りだくさんのスケジュールで天気も良く充実した日々が過ごせました。ご一緒頂きました皆様、ありがとうございました。そしてご協力頂いたことに感謝いたしております。またこれからも、よろしくお願いいたします。
(Y森 記)