若狭 今古川 沢登り

日   程: 2015年7月20日(月祝)

天   候: 晴れ
参 加 者: K坂(L)・N田・K澤(記録)

アクセス: 

コースタイム

JR堅田駅 6時25分集合(湖西線 下り始発電車6:18)⇒JR三方駅(クルマをデポ)

8:03出発⇒ゲート8:23⇒登山口(砂防堰堤が見える)8:39⇒入渓点9:09~9:39(沢装備装着)⇒10m滝10:00~10:15⇒泡滝10:55~11:25⇒裏見の滝11:40~12:00⇒噴水滝12:08~12:26⇒475二俣13:00⇒15m滝13:30⇒12m滝13:40⇒651林道14:00~14:08⇒雲谷山14:33~14:56(沢装備解除)⇒第三展望台 16:13⇒三方石観音 16:54~17:00⇒三方駅17:15

⇒きららの湯17:30~18:00⇒(高島近辺で大渋滞)JR堅田駅21:00

記   録

 個人的には少なくとも あと1時間早く出発したかったのだが、始発電車の時刻はままならず、ゲートを8:23に通過という登山としては遅い出発であった。これが尾を引き、堅田駅へ帰着したのは21:00という最近にない長時間のお出かけとなった。
 この今古川、急に湧いた話に乗り参加したのだが、なかなか見どころの多い沢であった。入渓点からいきなり息をつく暇もないほど小滝が続く。道理で遡行図がネットにも無い訳だ。数えきれないほど有った。
 最初の大きな滝は約10m、私はここでいきなり行き詰ってしまった。滝の落ち口まで登ったものの、あと1手が出ない=ホールドが無い!足を掛けるところが無い!無理に登ってズルッときたら、10mを真っ逆さまに落ちて救助要請は必至である。じっと我慢してその場を動かず、別ルートからK坂さんが登ってくるのをひたすら待った。とても長く感じた時間であったが、無事に上からお助けヒモを垂らしてもらい、事なきを得た。
 次の大きな滝は泡滝(私の勝手な命名である。岩を泡が伝っていた)ブログでは「ナイヤガラの滝」と称する方もいる。滝中を突破するため、当初はこれが裏見の滝かと思った。で、その滝中である。これが、モノスゴイ水量・水圧!まさに瀑布である。K坂さんがトップを務めザイルが伸びたが、2番手の私は途中で足場が決まらず、難儀した。おまけにプルージックは濡れて扱いにくい。登高器を持参すれば良かった。滑落の危険性は低いが、帰宅後にネットで見ると、皆さん、ここは高巻きをしておられるようだ。「中央突破」は到底1級のレベルではない!
 次は本物の裏見の滝。泡滝より容易で、水圧も低いがビショ濡れである。しかし、楽しい!これが「大人の水遊び」の醍醐味だ。ここでも安全を期して経験の浅いN田さんは確保されての登攀であった。
 そして次は噴水滝である。滝の落ち口の形状がスプーン状にえぐれており、水が吹き上がっている。なんとも珍しい自然の造形だ。
 まだまだ小滝と二股が続き、15mと12mで大きな滝は終了した。都合6つである。重ねて言うが、小滝は数えきれない!圧倒的な数である。GPSもあって予定通りのルートを間違いなく辿ったが、度々ザイルを出したため、山頂までで1時間も予定をオーバーしてしまった。K坂さん曰く「この沢は3級と言っても過言ではない。先日行ったホタガ谷よりも難しい!」我々は数多く「中央突破=直登」をしているので、「高巻き」のように易しくはないのだ。
 山頂からの下山には2時間を要した。お疲れが出たのか、リーダーの足は遅々として進まない。これでは遅くなるばかりだ。私も疲れてはいたが、時間短縮のためリーダーの30mザイルを貰い受けた。それでも、本人曰く「熱中症の一歩手前」のため、三方観音で休んでもらい、クルマを取りにJR三方駅まで走った。
 で、16時下山予定が17時30分になったのだが、「汗を流して帰りたい!」ということで入浴。結果的にはサッパリしたため、このあとに巻き込まれた大渋滞をなんとか耐え切り、21時にようやく堅田駅に辿りついた。たいへん充実した1日であった。