日 程: 2015年1月24日(土)
天 候: 曇りのち晴れ
参 加 者: O氏(CL車), Y森(SL)
出 発: 木ノ本IC前P 午前6時半
コースタイム: 7:07 余呉町菅並車デポ地(北海道トンネル前)出発(210m) → 7:55林道に上がる(270m) → 8:32尾根に出る休憩8:38(380m) → 9:20 △624地点 休憩9:28 → 10:19 △856.9地点休憩 10:26 → 12:05 横山岳山頂(1,131.7m)休憩12:30 → 13:22
900mでシール取る13:35 → 13:40△856.9地点 → 14:22 △624地点 → 15:10 林道に下りる(270m) → 15:25車デポ地着(210m) 行動時間:8時間20分 距離:約9.4km 累積標高差:約950m
雪のコンディション: 午前中アイスバーン 午後非常な重雪
記 録:
日照岳の予定だったが、メンバーも揃わないので、前々からOさんが一度行ってみたいと思っておられたルートの横山岳北西尾根に前日昼に決定し行くことにする。後日知ったのですが、日照岳は新雪ほとんどなく下部はデブリランドだったとか、変更して良かった。
24日7時過ぎ、余呉町菅並の北海道(きたかいどう)トンネルから取りつく。でも昨日の雨で地肌が露出している。止めようかの案も浮上したが、やっぱりいくことにする。アイスバーンの急斜面をクトーを効かせ60m登り林道に乗り上げる。ここで体力を半分使ったような感じです。ハア~。この後、尾根取りつきの地肌斜面をスキーを外して登り、その後は雪がなんとか繋がってスキー登行可能であった。標高380mの尾根末端で休憩。ここからずっと山頂まで稜線を登っていく。右手にはいつも横山岳が見えます。尾根は平坦であったり、急斜面になったり、しかもずっとアイスバーンでクトーが外せません。山頂から北北西に伸びる尾根に乗るまでは、尾根は細く注意を要します。私は、カリカリのアイスバーンが嫌いで、止めたい気持ちが湧いてきますが、もう少しもう少しと頑張ってついて行きます。標高が上がるにつれブナが大きくなり、たくさん出てきます。ふと山頂に目を向けると山頂付近が真っ白です。昨夜の雨は雪だったのか?ルートの半分を越えるとなんとか山頂まで行けそうな気持ちになってきました。北北西の尾根に乗ると、尾根も広くなり安心感が出てきました。進むにつれ木々に樹氷が付きだし綺麗です。右手には木々の切れ間から琵琶湖、竹生島、葛篭尾崎、余呉湖が見えだしました。微妙なアップダウンを繰り返し、徐々に山頂に近づくと樹氷が大きくなり、3センチくらいの長さになって、まるで真っ白な桜が咲いたようになってきました。雪のように見えたのは樹氷だったようです。写真を撮ってたら山頂には12時過ぎの到着になってしまいました。
しかし、山頂の小屋がない?Oさんいわく、「そこの小高く雪が積もっている下あたりに小屋があるはず」とにかく雪の下です。山頂からは北湖の景色はもちろん、福井県境の山々(上谷山、三国岳、三周ケ岳)が見えます。みんな真っ白。休憩していると青空になって、樹氷が青空に映えてすごく美しい光景になってきました。写真撮りまくります。山頂で30分程休憩し下山にかかります。アップダウンが多いので、しばらくシールのまま滑ります。いえ、歩きますかな。今度は、樹氷に太陽があたり溶けだし、シャラシャラと音をたてながら落ちてきます。氷です。帰りも写真を撮りながらなので時間かかります。やっと西に進路をとるあたりから、カメラをしまい、本格下山にかかります。最後の登り返しのピークを過ぎ、シールを取って滑降に移りますが、今度はヤセ尾根、雪庇もいっぱいで滑れません。横滑りやボーゲンでおります。また、進路が南に向くあたりから雪はグサグサになり横滑りもできず、キックターン、階段歩きでくだります。なんとか尾根末端380mあたりまで降り,最後は杉林の中を滑ったりしながら、林道の上10mまで戻ってきました。最後は、林道にずり落ちるような感じでおりる。林道から北海道トンネル上まで雪を拾いながら滑り下りてきました。15時25分無事下山完了。下部は地獄、上部は天国と滋賀の低山は味わい深いものがあります。雪質や天気が良ければいいところです。今日は、こんな素敵な景色に出会えて感激です。Oさんありがとうございました。
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