日 程: 2014年8月27日(水)
天 候: 曇り一時小雨
参 加 者: K内(CL)、K村(記録)、K村(熊森)、I田(熊森)
コースタイム: 9:00朽木支所集合 …9:30雲洞谷カーブ駐車場所9:50 … 10:45ササ谷出合 … 11:10 取り付け作業(ササ谷で3本)12:30(昼食休憩)13:00 … <尾根を越えて> … 13:30 取り付け作業(サケビ谷で5本)14:40… 15:30雲洞谷駐車場所
記 録:
今年の8月は天候が不安定で急に大雨が降ることもあり、梅雨の時期よりも雨の日が多いような気がする。その影響で今回の作業も一度延期になり、この日に実施することになった。
びわ湖の水源の森を守る活動の一つとして、日本熊森協会が主体となり行われている栃の巨木トラスト運動というのがある。この運動で伐採から守られた栃の巨木にその趣旨を表すプレートを取り付けに行くのが今回のミッションである。
この日の天候は曇り、葛川付近では気温は22℃という表示があった。
朽木支所の駐車場でこの日の参加者4人が集合し、目的地の朽木雲洞谷地区に向かった。
駐車場所からトチモチ谷への入渓地点はすぐ近くだった。安曇川の支流北川を渡渉し、トチモチ谷に入っていく。何度か渡渉を繰り返しながら、ササ谷出合に到着。
ササ谷の方に進んでいくと、県指定保存木の栃の巨木に出会った。幹周り5m超、樹皮は苔むし、ヤドリギやエビネランが寄生していて、風格のある巨木だった。その栃の木の側でしばし休憩。そこからササ谷をもう少し遡上すると、本日1本目NO.178のトラスト木に出会った。プレートの付け方を教えてもらいながら、一本目の取り付け作業終了。
さらにササ谷を遡上し、2本の栃の巨木にプレートを取り付けた。たいてい栃の巨木は、谷間の急斜面にある。したがって、幹周りを測ったり、プレートを付けたりする作業は危険が伴う。作業上どうしても、急斜面で巨木の下側に回り込む必要が出てくる、このときが結構危険だ。十分安全を確保しながら作業に臨んだ。ザイルを使って下降する場面もあった。
そのササ谷で昼食休憩の後、サケビ谷へ移動することになる。地図を見ると一つ尾根を越えるとサケビ谷で、尾根越えの方が次の目標のトラスト木には近道だ。尾根越えの斜面はかなり急で滑りやすかったが、そこを突破し、結果的にサケビ谷に早く移ることができた。目標のトラスト木を探すのに苦労する場面もあったが、サケビ谷で5本のトラスト木にプレートを取り付け、予定の8本全てに取り付け終わり、本日のミッションは終了。
来たときの沢を下り、駐車場所に戻ってきた。
今日行った作業は小さなことかもしれないが、このことが少しでも自然環境保全に貢献できればいいな…と考えながら帰路についた。
(文 K村)