日 程: 2014年5月11日(日)
天 候: 晴れ
参 加 者: 会員23名、一般37名 計60名
コースタイム: 8:10JR石山駅集合→帝産バス→アルプス登山口出発9:15→分岐9:30→迎不動9:45→地蔵堂10:25→泣不動→二尊門11:02→不動寺11:30→太神山→昼食12:35→矢筈ヶ岳13:17→14:15御仏川原14:45→分岐15:06→解散→帝産バス→JR石山駅
記 録:
今年の公開山行はハイキング部のW田さん御用達の太神山。4月は不動寺の山桜が美しく、5月は山ツツジのトンネルが続くと言う関西百名山である。五月晴れの晴れ晴れとするお天気の中、JR石山駅に総勢60人が集合。バス停で受付後、貸切状態のバスでアルプス登山口まで移動。アルプス登山口バス停で挨拶、班紹介、体操後、5班に分かれて大人数が出発。一般参加の方も山歩きのベテランと言った方々が大勢だ。
天神川沿いの舗装道を歩いていくと矢筈ケ岳行と太神山行の分岐に出合う。今回は先ず太神山を目指す。
暫く行くと迎不動が私たちを迎えてくれる。そして地蔵堂、泣不動がある。自然石に彫られた不動さん。不動寺の厄払いの役目を持つと言う。流石信仰の山だ。
今年は例年より早く山ツツジが満開になったようで、残念ながら、もう花を見ることは出来なかったが、広葉樹の新緑が眩しい。
二尊門。歴史を感じる中国風の像が迎えてくれる。長い階段を上って不動寺の山門へ。見返り桜に少し残されていた可憐な花。
「あっ。まだ残っている」
大きな岩の上に建つ本堂にお参り。三角点はその本堂を超えた所にある。この不動寺は、平安時代の建立で9月には大護摩供養が行われ、遠くからの参拝者も多いとか。
境内でゆっくり昼食後、矢筈ヶ岳に向かう。小さなアップダウンの起伏に富む山道。展望はあまりないが、たっぷりの森林浴を楽しめる気持ちのいい登山道だ。
矢筈ヶ岳山頂へは急な登りだ。希望者だけ山頂へ。
矢筈ヶ岳から御仏河原までは、花崗岩の岩道が続く。足を滑らさないように注意深く降りて行く。
途中にある御仏堰堤、滋賀最古のものだとか。
15時過ぎ、分岐で解散。皆さんお疲れさまでした。今回大津市広報に掲載されて直ぐに一般の参加者の申し込みが殺到したのは、以前からあった「歩こう会」がなくなったからだとか。多くの人が山の会が主催するハイキングの実施を待っていたそうです。「安全に山に登るためには、やはり山の会が主催する山行が安心ですからね。」と参加者の方。
今回は、一般参加者に若い人が多くて華やかでした。又、途中で少し手を擦り剥いた人に例のペットボトルの水が活躍しました。さっと消毒出来て、怪我は大事に至りませんでした。キャップに穴を空けて持参されていたK西さん、S山さんありがとうございました。いいお天気に恵まれて、古い歴史と篤い信仰を持ち、広葉樹の新緑が美しい、また、花崗岩の岩道など、様々な山容をもつ太神山を楽しむことが出来ました。季節を変えて何度でも訪れたいほっこりする里山でした。皆様 ありがとうございました。
(記録:K川)