朽木 地蔵谷峰~東稜線縦走

日   程: 2014年4月19日(土)
天   候: 晴れのち曇り  8℃~12℃
参 加 者: T中(CL)、T田、Y森、M田、K西、K川、B場、K村(記録)
コースタイム:朽木能家「山神神社」8:40…10:20地蔵谷峰10:30…<東尾根>…11:00(P757)…11:55(P714 昼食休憩)12:27…13:15(P547)…14:08(P411)…14:25(P484)…14:45(P403)…15:35麻生口(車デポ地点)

 

記   録

 7:00米プラザに参加者8名が集合。今回の山行は、テント泊山行が天候の関係で中止になった代わりに2日前に急きょT中氏から提案されたものだ。
私(K村)は予定コースを地図で見てもどんな所か想像もつかず、景観等の期待感はほとんどなく参加した。麻生口に1台車をデポし、2台の車で出発地点の能家に向かう。山神神社の駐車スペースに車を置かせてもらった。ここには立派な公衆トイレもあった。神社のすぐ裏の斜面から尾根に取り付く。まずは急斜面の植林地帯を3点支持でよじ登る。高さにして200mほどを急登すると、P605に着いた。ここからは、歩きやすい尾根道になった。尾根道では新芽が出かけたブナの木やタムシバ(コブシに似ている)の白い花が目を楽しませてくれた。今回のルートの最高峰「地蔵谷峰(791m)」には、1時間半ほどで到達した。今回のルートはメジャーではないので、道標や目印はほとんどなく、全員が地図で進路を確認しながら前に進む。P757を過ぎると、尾根にはシャクナゲの木が目立ってきて歩きにくくなってきた。シャクナゲには今までの山行で、何度か山頂近くの尾根で行く手を阻まれ、苦労した経験がある。その経験から、山で見るシャクナゲに対して邪魔物的な思いが知らず知らずに身についていた。ところが今回、枝先をよく見てみると、まだしばらくは咲きそうもない花芽がいっぱい付いていた。これが咲く頃はきれいだろうな…という期待感を持つようになってきた。シャクナゲ地帯をさらに進むと場所によってはピンクに色付き、咲きかけている蕾が見られ、少し感激。さらに進むと、咲いている花を1、2輪見つけてさらに感激。これだけのシャクナゲ地帯だと満開の頃はさぞかしきれいだろうな…とさらに期待感がふくらむ。また1~2週間後に来てみたいな…と思いながら歩いていると、前の方で、「キャー」とか「ギャー」とか悲鳴が聞こえる。何事があったのか近づいてみると、ほぼ満開のシャクナゲの木があった。これには私も思わず「オー」と感嘆の声を上げた。期待していなかっただけにこの出会いには大きな感激があった。マイナスイメージからのスタートで、少しずつ期待感を高めながら、最後には満開の姿を見せてくれるという、この役者の登場の仕方の演出?がすばらしく感激もひとしおであった。P714付近までシャクナゲの群生地は続いていた。ちょうど12時頃になったので、P714のピークで昼食休憩をとった。
P714から先は一変して植林地帯が多くなり、シャクナゲはまったく見られなくなった。残りの行程と時間のことを考え、先を急ぐことにする。歩きやすい尾根が続くので、距離を稼ぐことができた。最後の下りは、できるだけデポした車の近くに降りていけるように、コースを考え下山する。T田氏のリードでジャストの所に下山できた。
今回のルートの前半部分では、シャクナゲやタムシバの木が多く見られ、尾根からの近景、遠景共に楽しむことができた。後半は景観的にはあまりよくなかったが、歩きやすい尾根ルートだった。今回のルートを紹介してくださったT中さん、一緒に山行してくださった皆さんありがとうございました。