奥美濃 御前岳前衛 山スキー

日   程: 2014年3月9日(日)前夜発日帰り

天   候: 晴れ
参 加 者: Y森(CL,会計) , O畑(比良雪) ,Oさん(一般)の3人
コースタイム:距離 往復約7km  累積標高差 約1,050m
7:45白弓スキー場下発(650m) →8:20リフトおり場(910m)8:24→8:43ゲレンデ最上部、沢入り口(1,040m)8:50→10:12尾根に出る(1,350m)10:25→11:32野々俣谷源頭(1,665m)11:55→(野々俣谷滑降)→12:00野々俣谷 1,620m地点でシール貼る12:15→12:21 1,665m稜線シール取る12:45 → 13:42 ゲレンデ最上部、沢入り口(1,040m)13:50 → 14:00白弓スキー場下着(650m)

 

記   録

 白鳥山正面尾根に行きたいと計画するも冬型が厳しく、ラッセルに自信がないので日照岳に変更する。日照岳は先月にも国道が雪崩閉鎖で行けてない山である。米原に20時に集合し出発。荘川の道の駅で仮眠。先月は雪がいっぱいだったのに全くない。少し宴会して、明日に期待して就寝。

 

沢状地形を登って行く
沢状地形を登って行く
1,500mくらいのブナ林
1,500mくらいのブナ林

 

 6:50日照岳取りつき点に到着すると新雪がわずか5㎝、しかもすでに最中状態。リベンジのはずが期待外れで、急遽、御前岳前衛に変更し、白弓スキー場へ車を走らせる。7:15に到着。準備後7:45に出発する。
 まずは、始動前のゲレンデを登行。昨夜は圧雪車の出番はなかったようでゲレンデは固い雪である。でもリフト下り場から上は新雪があり、少しだけれどパウダーもあって期待が膨らんでくる。そのうち左から今日のものと思われるトレースが出てきた。(この後ずっと続いていた) 沢入口で振り返ると三方崩山方面や、野谷荘子山、三方岩方面の山々が快晴の空に美しく輝いている。雪質が悪くならないうちに滑降したいものである。沢状地帯もこのトレースを使わせて頂き、最後の急斜面も無事に通過し尾根に乗りあげることができました。感謝です。

1,600mくらいから野々俣谷源頭,気持ちの良い斜面が続く
1,600mくらいから野々俣谷源頭,気持ちの良い斜面が続く
雪をまとった木々と青空
雪をまとった木々と青空

 ここからは、難しいところもなく、ブナ林を楽しみながら登って行くのみ。ルンルンで写真を撮りながら進む。源頭近くまで登ってくると野々俣谷は吸い込まれるような美しさ。また木々には雪が纏いはじめ、あまりにきれいなので足が止まり何枚も写真を撮ってしまう。今日は前衛まで行かずに野々俣谷源頭から滑ることになっていたので、先頭を進むOさんは早く行って一本滑りたい様子だった。源頭の直前でO畑さんのシールが両方とも外れ、どうにもならないのでここで待つとのこと。11時半に源頭到着。

 

野々俣谷源頭あたりのブナ
野々俣谷源頭あたりのブナ
 野々俣谷を滑降、Y森です
野々俣谷を滑降、Y森です

 

 まずは、Oさん野々俣谷へ滑降。無茶苦茶パウダーで歓喜の声をあげながら滑って行かれた。私はO畑さんと連絡を取り合ってからいざ滑降。このパウダー感いい感じ。今日で、たぶん今シーズンのパウダー納め。Oさんよりかなり手前で登り返す。私もO畑さんと同様シールが気がかりで、案の定、登り返した途端外れ、応急処置をして登り返す。源頭まで登り返してOさんと「日照でなくて正解だったかも」と話を交わす。日照岳は太陽が当たりっぱなしですから、なんせ日照りですからね。これからは「パウダーの宝庫御前岳」「変更するなら御前岳」とのキャッチフレーズはどうでしょうか?

 

野々俣谷を滑って一枚 (Oさんより)
野々俣谷を滑って一枚 (Oさんより)
豊富な雪とパウダーで快適に滑降
豊富な雪とパウダーで快適に滑降

野々俣谷を飛ばすOさん
野々俣谷を飛ばすOさん
ずっと滑って行きたいところですが。
ずっと滑って行きたいところですが。

 

 さて源頭で休憩後、O畑さんと合流すべく野々俣谷を滑りながら、ややトラバースぎみに滑り尾根に乗って合流。その後も日蔭のパウダーをあさりながら尾根筋を外さないように滑降。1,350mから沢に入り、ここも雪はやや重くなっているものの滑りやすく楽しみながらゲレンデ上部まで降りる。ここからはもう楽しめないと思ったら、なんと過去一番の雪質(パウダーじゃないけど)で板が回しやすい。へんなデコボコもない。杉林の日蔭部分には、さらにパウダーが残っていて最後まで楽しませてくれました。そして人が、ほとんどいないゲレンデを気楽に流しセンターハウスに14時に到着し終了。このスキー場は今日で今シーズンの営業が終わるそうです。ファット納めには最高の一日でした。温泉入浴なしで帰ります。皆さまありがとうございました。

 

ゲレンデ上部から三方崩山方面
ゲレンデ上部から三方崩山方面
使用されていない旧ゲレンデ上部を快適にO畑さん
使用されていない旧ゲレンデ上部を快適にO畑さん