日 程: 2014年2月23日(日)
天 候: 快晴
参 加 者: TK(CL)、YA、YN(記録)
コースタイム:
8:30 鈴鹿スカイライン冬期ゲート - 9:08 中道登山口から本谷ルートへ - 10:25不動滝 - 11:15 ジョーズ岩 - 11:45 大黒岩 - 12:15 山上広場 - 12:30裏道分岐で昼食12:45 - 12:56 国見峠 - 13:15 石門 - 13:24 国見岳 13:31 - 13:45 ゆるぎ岩 - 14:10 岳不動尊分岐 - 15:00 藤内小屋 15:10 - 15:55 鈴鹿スカイライン冬期ゲート
記 録:
リーダーのTK氏から水曜日に計画書をいただき「御在所岳本谷~国見岳」と。御在所なら一般ルートで何度も行ってますが、「本谷」ってどこ?
ネットでさっそく調べたら、出るわ出るわ 本谷 が。「ここ登ってる人見たことあるわ!」ってすぐにわかりました。そやけど、めっちゃバリエーションですやんって緊張してきて、急遽、アイゼン・ピッケルを購入し当日の山行に備えました。笑。
さて、当日はゆっくり目の大津6時半出発。ETCカードがなかったり、私が登山口手前の最後に立ち寄ったコンビニのトイレに財布を忘れたりと、ぷちハプニングがありましたが、おてんとうさまもすっかり燦々となった8時半にやっと山行がスタートしました。
本谷コースの沢に入ったところでリーダーからアイゼンつけるかと尋ねられるも、新品で傷がつくからと、もう少し雪が深くなってからとお願いしました。笑。
様子をみながら、なんとか行けるところまで慎重に進んでいきます。前週よりもかなり雪は少なくなっているようで、今日のワカンの出番は微妙なところ。先行者のトレースもあるし、ヘルメット装着で足元に集中しながら小滝を巻きながら高度を上げていきます。
いやらしい小滝を巻く手前でアイゼン・ピッケル・ハーネスつけて本気の雪山バリエーション装備になりました。おかげでザックは軽くなり、足元はアイゼンが雪をしっかり捉えて歩きやすくなりました。リーダーには40mのロープを持ってもらって申し訳ないです。
見事なチョックストーンの不動滝や、落差5mオーバーの氷瀑など、見ごたえ十分なこのルート。にぎやかな愛知労山の方々との会話も楽しみながら、気づけば谷はどんどん浅くなり青い空が近づいてきます。
本谷を詰める最後の急登、先行者のステップがあり初心者レベルとはいえ、雪がしまってアイゼンがしっかり雪面を捉える感覚を味わいながら一歩一歩高度を上げる感覚、本当に気持ちよかったです。これは、癖になりそう。笑。
谷を詰めきりかけたところで大黒岩へのルートか?赤いリボンを発見します。私が行きたそうな顔をしたせいか、YAさんが先陣切ってサラサラのいやらしい雪の斜面へアタックです。私も続いて登攀です。この日唯一の気合を入れた登りでした。
登り切って一般道へ合流し、いざ大展望の大黒岩へ。
岩上からの絶景を堪能し、御在所山上へ一の谷新道で上がります。一部トレースが無いところもありましたが、問題なく人口氷瀑のある山上公園へ到着です。ベンチがあったはずやし、そこでランチでもと思っていたのが甘かった…。山上はそり遊び広場と化し、子供たちの楽園となっておりました。ヘルメットにハーネスつけた3人は場違いな感じで、そおーっとその場を離れ、次に向かう国見岳への下り口付近に場所を見つけ、簡単な昼食をとりました。
御在所から国見岳へは一旦峠へ下りて登り返します。この日の行動中は暑くもなく寒くもなく心地よい風が吹く程度。普段ならいやな登り返しもこの天気のおかげで気になりません。山頂からの景色を楽しんだあとは国見尾根を藤内小屋まで歩きます。トレースはしっかりあり、時おり踏み抜くもアイゼンのみで進みます。この国見尾根、意外に急なところが多く、快適な下山とまではいきません。そういえば鈴鹿はそういうルートが多いような気がします。それとも、リーダーがそういうところが好みなのかも…。
約1時間半の尾根歩きを終え、15時藤内小屋着。アイゼンを外しピッケルをストックに持ち替えて、鈴鹿スカイラインのゲート着が16時前でした。
天気が安定した冬の晴れの日に、ルンゼを詰めるアルパインと歩きごたえのある国見尾根を雪山ハイキング。1日で2種目制覇のようなたいへん満足度の高い山行でした。
お二方、ありがとうございました。