日 程：2014年1月12日（日）
天 候：曇り一時雪
参 加 者：Ｔ橋（ＣＬ）、Ｙ森、Ｏ畑（比良雪）
コースタイム：村営駐車場（標高５２０ｍ）７：２５－神社裏７：３５／４２－宮谷林道出合９：４５／９：５９－宮谷源流部１０：５７／１１：０７－標高１，５９０ｍ地点１３：１０／４７－宮谷林道出合１４：５０－神社裏１５：４０
記 録：
２度目の猿ケ馬場山の宮谷源流コース。前日までに雪もたっぷり積もった様なので、無理せずに前回と同様に△1,662ｍまでを目標とする。前年教えてもらった神社近くの駐車場を深夜に偵察に行くも、今年は閉鎖されていてやっぱり村営駐車場に止めるしかないか。営業時間は午前８時からというものの早めに出発しようと決め、恒例の宴会後、車中泊。
午前７時前に着くと村営駐車場の自動ゲートは、何と、開いた！もっと早く来ればと後悔するも遅く、２パーティー１０人ほどが先行して行かれる。あぁ、新雪ラッセルの楽しみがなくなる…、でも楽できそう…と思いが交錯します。どうでもいいですけど…。
合掌集落を抜け神社裏からシールをつけて出発です。林道をしばらく進み、小屋のある辺りから外れて先行者のトレースに従い堰堤のある沢の右手に登っていくと上手にショートカットできました。林道をさらにカットしていく先行パーティーにはつかず、林道を忠実に登ります。ここからは最後まで新雪ラッセルを堪能（もう勘弁してというくらいに）させて頂きました。すぐにいつもの直登コース分岐に。
年度末からまとまった雪は多分２度目ということでブッシュも少々うるさい。でも勝手知ったコース、グングン高度を上げ、途中には沢も広がり、いい斜面もでてきます。ここは帰りの滑りのために残しとかんとあかん、とわざわざ端っこを登る人は誰だ！結局（予想通りですが）、帰りには先行者の滑りでズタズタに荒らされてました。
宮谷林道に２時間で登り上げ、ここからはいよいよ林道ラッセル。新雪は昨年より多い。膝までの雪にさいなまれながら、約１時間と昨年以上の所要時間でやっと宮谷源流部の堰堤に到着。林道の途中からは前方に帰雲山も望め、天気予報はいい方に外れたみたいです。この深雪では通常の帰雲山コースでは滑りは楽しめないでしょう。
宮谷源流からブナの斜面に取り付きます。が、結構の深雪でラッセルがしんどい！交替で新雪斜面をジグザグに登ると、あっ、動物が！上の方をよく見ると、雪に体を埋もれさせながらラッセルして直登していくのは、ニホンカモシカ。さすがにカモシカも苦労しているみたい、なかなか前に進まない様子。でも、よくもこんな厳しい自然条件の中で生きていけるものです。我々との生命力の格段の違いを感じます。できれば、カモシカさん、ボクらが利用できるようなジグのラッセルをしてほしかった。
あぁーしんど。時間も13時を廻り、丁度斜度も緩やかになった標高1,590ｍに登り上げたのでここで終了。ここまでひたすらラッセルで、目標の△1,662ｍには届きませんでした。
今日は風も弱く、ゆっくりとドライゼロで喉も潤した後、さあお楽しみはこれからです。ここのブナ林の滑降は素晴らしい！少々の薮もそう気になりません。雪煙を上げて、声を上げて、足元から舞い上がる雪にまみれます。でも、バランス崩して一旦転倒したものなら大変。起き上がるのに大変なエネルギーを消費。登りも含めて足が攣らなかったのはアミノバイタルのお陰かな。
宮谷林道に出て林道をだいぶん滑ると途中の帰雲山に続く左側の尾根から滑り込んだ形跡があった。林道出合から下の登ってきた沢状斜面は、やっぱり予想どおり先行者に滑られてかなり荒れている。でも、幸いいい雪も結構残っていて下部まで新雪が楽しめました。標高が低くなると、雪も重くブッシュもうるさくなって林道に逃げて無事神社裏に到着。
雪の被った合掌造りの町に牡丹雪が舞う、いい雰囲気の観光地を抜けて村営駐車場に戻ってきました。
