日 程： 2013年10月12日（土）～10月14日（月）
参 加 者： Ｔ田（CL・車）、Ｙ永、Ｋ村（記録）
コースタイム：
【１日目 １２日（曇り時々雨）】ＪＲ糸魚川駅13:10--(JR)--14:10ＪＲ南小谷14:15--(バス)--15:00雨飾高原… 15:50雨飾高原キャンプ場(標高1160m)テント泊
【２日目 １３日（晴れ）】雨飾高原キャンプ場6:30 … 7:25ブナ平(標高1390m)…8:05荒菅沢(標高1450m)渡渉8:15 … 10:00笹平(標高1894m)10:10 … 10:45雨飾山頂(標高1963m)11:05…11:22梶山分岐…12:20中の池(標高1600m)…13:05アルミのはしご…13:37難所ノゾキ…14:14雨飾山荘キャンプ場(標高902m)テント泊（温泉三昧）
【３日目 １４日（快晴）】雨飾山荘キャンプ場6:45 … 8:18山口バス停9:01--(バス)--9:42糸魚川駅前駐車場
【１日目】糸魚川駅前の駐車場に車を置いて、１３時１０分発の大糸線に乗り込んだ。１両編成のディーゼルの車両で南小谷まで約１時間、ローカル鉄道の旅だ。途中、車窓からは断続的に降る雨の光景を目にした。南小谷駅で雨飾高原行きのバスに乗り換えて終点まで行く。
終点のバス停に着いたときも雨だった。カッパを着て歩くこと約１時間、雨飾高原キャンプ場 に着いた。すでに登山者用のテントサイトには多くのテントが並んでいた。隙間を見つけて早速テントを設営。と同時にまた雨が降ってきた。時刻は４時、テントに潜り込んで、晩餐会の 始まりとなった。糸魚川で買ってきた刺身を肴にまずはビールで乾杯。後は、ワインに焼酎、 ウイスキー… 夜半過ぎまで、テントをたたく雨音が聞こえていた。
【２日目】未明に、車の音やヘッドライトの明かりで目が覚めた。辺りはまだ暗いのに次々と ツアーバスが到着する。テントの隙間から外を見てみると、夜半までの雨がまるで嘘のように、 満天の星空になっていた。あまりにきれいな星空だったので、外に出てしばらく星空を眺めて いた。砂をまき散らしたようにたくさんの星が見えていた。オリオン座や昴などの冬の星座が 美しく輝いていた。朝食の後、Ｔ田氏に入れてもらったおいしいコーヒーをよばれて、出発したのは、６時３０分。暗いうちから、登り始めている人も大勢いて、登山道は登り口から行列 状態だった。キャンプ場付近の木々の紅葉はまだこれからというところだったが、少し上の方 を眺めると色づいた木々が見え、これから先の光景に期待しながら、登り続けた。１時間ほど で「ブナ平」に到着。ブナの葉が黄色く色づいていた。
荒菅沢から眺める光景はダイナミックで美しくすばらしいものだった。笹平の手前が狭くて急な登りになっていた。ここに未明から登っていた人たちが今度は降りてくるので、登山道は渋滞してしまい、なかなか前に進めない。降りてくる人を待ちながら時々登る。を繰り返し、やっとのことで、笹平に着いた。
笹平を過ぎると山頂への最後の急登があるが、ここも渋滞で、なかなか思うように進めない。 結局、山頂までは、コースタイムより、１時間以上多く時間がかかってしまった。山頂はわずかな距離の間に北峰と南峰の２つのピークがある双児峰になっている。いずれも狭い山頂なのに大勢の人がいて、ゆっくりしているわけにもいかず、ザックを下ろす間も場所もなく あわただしく、下山することになった。
梶山分岐から北側の雨飾温泉（梶山新湯）へ降りる道に入ると、急に人がいなくなり、静かな山道となった。ほとんどの人が、小谷温泉側からのピストンだということだ。人が少ないのは、 自分のペースで歩けてうれしいが、こちらの斜面は、そこそこ急斜面で、しかも粘土質の土のところが多く、滑りやすい。そのためずっと気が抜けず、意外と難コースだった。
雨飾温泉には、２時過ぎに到着。昨夜の雨で濡れたテントを干しながら、まずは、温泉（内湯） に浸かりリラックス。そして、ビールで乾杯。テントを設営した後、今度は、露天風呂に浸かってのんびり。そして４時ごろからから、宴会の始まりはじまり…。そしてまたまた露天風呂。そして夕食後にもう一度露天風呂。夜中に星を見ながらの露天風呂…と温泉三昧。
【３日目】朝から快晴。もう一度温泉に浸かって、のんびりと湯治客のように過ごした雨飾り温泉を後にしたのは６時４５分。バス停まで徒歩で１時間半、バスで糸魚川まで出て、帰路についた。
Ｔ田氏おすすめの富山の「きときと寿司」に立ち寄り、うまい寿司でまたまた大満足。山よし、天気よし、紅葉よし、温泉よし、星空よし、魚よし… の大満足の山旅だった。
「やっぱり、山はええな…。」 Ｔ田氏 言