三股から常念岳~蝶ヶ岳周回

青空の下、穂高とシャクナゲ
青空の下、穂高とシャクナゲ

日   時: 2013年7月21日(日) 前夜発日帰り

天   候: 晴れのち曇り

参 加 者: Y.N(CL)、A.N 計2名

距   離: 17.2km

累積標高差: 2065m

コースタイム: 20日(土)22:00瀬田東IC = 1:00安曇野IC = 1:30三股駐車場(仮眠)

4:20 三股駐車場 - 4:35 登山口 - 6:15 2207mピーク尾根 - 7:39 前常念岳 - 8:45 常念岳 9:10 - 12:57 蝶槍 - 13:40 蝶ヶ岳ヒュッテ 14:40 - 16:47 まめうちだいら - 17:48 登山口 - 17:58 三股駐車場

下山後、温泉(ほりでーゆ~)&食事 21:00安曇野IC = 24:30瀬田東IC

 

地図/標高グラフ

記   録

初めての北アルプス。

土曜日、仕事を終わって出来るだけ早く出発をと21時30分に出発。現地到着は1時半。前日の好天もあって駐車場はほぼ満車。駐車地手前の路肩に駐車している車両は数えきれない。とにかく行けるところまでと駐車場まで行ってみると、我々のように日帰りさんがいらっしゃったのかどうだか、良場所に2~3台分の空スペースがあった。朝から駐車場まで歩くのはゴメンだったので、ラッキー。ただ、ついに北アルプスの懐にやってきたかと思うと感慨深く、なかなか寝付けない…。強制就寝Zzz…。

 

3時40分 起床。

携帯のアラームで予定通りに起床。2時間は仮眠出来ただろうか?寝起きはもともと良い方なので、軽めの朝食後、黙々と準備を済ませいよいよ出発。慣れた日帰り装備の、水・行動食・レインウェア・着替程度なので、いつもよりザックは空いている。

 

4時20分 出発。

すでに空は碧く、ヘッデンなしでも視界良好。

最初は樹林帯を歩く。キレイに整備された歩きやすい道。道沿いの笹も刈り取られている。感謝。

尾根に乗るとしばらく心地よい稜線歩き。ちらほらと周りの山々が見え隠れし、アルプスの山の大きさを感じ始める。

 

そして、いきなり前常念への岩稜登り。特に難しくなく、滑落するような場所でもないのだが徐々に、体が重く感じはじめ、ここでAさんに先行してもらう。そして、意識はしていないのに、このあたりからAさんとの距離が少しずつ出来始める。

 

7時40分 前常念。

ここへの登りでかなり体力を消耗したようで、前常念~常念の岩稜帯歩きは本当なら最高のトレイルになるところが、徐々にペースが落ちていく。

でも、ここからの景色は最高!眼前に穂高の山々、振り返れば遠く、富士山・南アルプスを見ながら。テンション上がる~!

 

8時45分 常念岳。

常念山頂でいよいよ槍とご対面!、の予定だったのだが少し遅かったようで穂先はガスの中…。なんとか、槍~穂高を一枚の写真に収めたかったのだが、穂先だけが隠れて、結局この日最後まで、槍ヶ岳山頂を見ることは出来なかった。

 

そして、いよいよ常念から蝶への縦走。ヤリホを見ながらの山歩きは格別。

ピーカンではないにしろ、1日中こちらの稜線もガスることなく絶景を堪能出来て、ラッキーだった。また、途中の樹林帯なかばにあるお花畑は、疲労もピークの頃に現れ、小休憩しつつ、咲き誇る高山植物をしばし、鑑賞。癒されタイムとなった。

 

13時00分 蝶槍。

遠くから見る蝶槍のピークはまさに対岸(?)の槍にそっくり!とまではいかずとも、常念から続いたアップダウンの稜線の終わりを告げるランドマーク。

何人かの登山者が休憩中。だったが、私の牛歩のせいで、コースタイム借金生活歩行中の身分。写真を数枚撮っただけで蝶を目指す。

 

蝶槍から蝶ヶ岳はなだらかな登山道。トレイルランしたら気持良さそうな登山道が続く。この日の私はAさんに激励されながら歩く…(笑)。

 

13時40分 蝶ヶ岳ヒュッテ。

蝶ヶ岳ヒュッテについた時刻は、Aさんが余裕をもって計画してくれた予定を大幅に過ぎていた。ここまで、行動食でおにぎり・ゼリー・クッキーしか食べていなかった私は、ヒュッテ前テーブルでのコーヒータイムでホッと一息。

Aさんもこの蝶ヶ岳の雰囲気は以前からお気に入りのようす。同じく、ホッコリタイム。

結局、蝶ヶ岳での癒されタイムは約1時間となった。

 

14時40分 下山。

名残惜しいが下山開始。蝶ヶ岳のあのまったりとした雰囲気、テン泊したくなる。今夜も4~5張あったが昨日の土曜日は100張あったそうだ。時間のある登山者が羨ましい限り。

三股への登山道は樹林帯の中を徐々に高度を下げる歩きやすい道。例えるなら、比良縦走後の蛇谷の下りのほうが全然キツイ(笑)。

下山中、今朝登った常念の稜線が午後の太陽に照らされていた。

まめうちだいら周辺の静かな森も、疲れ切った体には心地よかった。

 

16時45分 まめうちだいら。

最後の休息。ここまで、体調が思わしくなく、のんびり歩いてきた。 

だが、二人とも示し合せたかのようにここ「まめうちだいら」からラストまではペースが徐々に上がっていった。有名な「ゴジラの木」も素通りする勢いで、数組を追い抜く。今朝からのうっぷん?を晴らすかのように、スッキリするランディングだった。

 

 

初めての北アルプスは、ほろ苦い山歩きでしたが、幸運にも槍・穂高の絶景を一日中堪能することが出来ました。ゆっくりペースに同行してもらったAさんにも大感謝です。

 

(記録 Y.N)

 

今回の山旅をスライドショーにまとめてみました。

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