祝ケ岳△964.1m~竜王山△825.8m

山 行 日: 2011年10月6日~7日

参 加 者: T永

 

コースタイム

10月6日 晴

北畑口14:50---16:10登山口16:15---17:053合目---17:25五合目小屋

10月7日 曇りのち晴

五合目小屋5:25---5:45行者小屋5:50---6:30綿向山6:40---7:40祝ケ岳 8:00---9:05竜王分岐---10:05奥の平分岐?10:15---10:40 917mP10:45--- 11:40竜王山12:00---12:55登山口13:05---13:40西明寺入口バス停13:45 ---14:30北畑口

 

記   録

10月6日

 北畑口バス停より西明寺へ向う車道をしばらく歩き、道標に従って北畑谷林道を行く道に入る。途中で出会った夫婦に「気をつけて」と声を掛けられた。先日の大雨のせいか林道は荒れていた。御幸橋からの登山道に出合う前に1ヶ所、出合ってから3ケ所で土砂が道路をふさいでいた。登山口の小屋を覗いて登り始める。今日はジグザグを数えながら登った。6~7の曲り角が1合目、11~12の曲り角が2合目だった。今日はヒルも冬眠しているようだ。16で3合目の林道に出る。19~20の角が4合目、21~22の角に五合目小屋があった。数えながら登ったせいか意外と疲れずに小屋に着いた。夕陽が沈むところをカメラに収めたかったが、残念ながら雲が出て隠れてしまった。弁当をビ-ルで流し込んで夕食を終える。19時過ぎにはツェルトをかぶった。23時ころトイレに起きたが、思ったよりたくさんの灯りが広がっていた。まぁ~百万ドルの夜景には及ばないが。3時ころ起きた時には白いものがチラホラ舞っていた。まさか雪ではないだろうが。

 

10月7日

 5時前に起きてカンパンとコーヒーの朝食をとる。まだ薄暗い5時25分に小屋を出る。今日も数えながら歩く。6合目は23の途中だった。明るくなったがガスに包まれて展望はない。7合目の行者小屋の先で23~24の角となる。ブナが多くなる。遠くで鹿の警戒音が響く。8合目は25の途中、金明水を過ぎ9合目は31~32の角、32の終点が山頂に続く階段の始まりだった。頑張って階段を登り6時30分山頂に着く。雲が多く遠望はきかない。風が強く寒かった。早々に出発。しばらく行くとブナの変形木があった。枝がア-チのようになっていて潜ると幸せになると言う。当然潜る。幸せになる・・かな。緩く登って竜王分岐に着く。鎌ケ岳の特異なピ-クが霞む。ずっと前に登山教室で来た時はササの海だったが、今日は背の低いササがあるだけで歩き易かった。眼下に目的の祝ケ岳のピークが見える。草原状の尾根歩きは、鈴鹿の主尾根が正面に見えて気持ちが良かった。2匹の鹿が私を見て逃げていった。食事中にごめんなさいと言うところか。草原より樹林帯に入る。少し岩のゴロゴロした所もあったが問題にはならない。ふくらはぎの攣りそうな短い急登を終え、シャクナゲが姿を見せると山頂も近い。7時40分に思ったより早く祝ケ岳△964.1mに着いた。点標も同じです。2000年に登山教室で訪れて以来の山頂だ。その時には無かった立派な標識が建っていた。鈴鹿の山と谷によると、「祝ケ岳」は当て字で、「位牌ケ岳」か「居拝ケ岳」ではないかと書かれてある。私もN尾さん同様、綿向山が信仰の対象である事から、「居拝ケ岳」ではないかと思います。でも山の名前としては「祝ケ岳」が良いと思います。「位牌」ではちょっと縁起が悪いと思いませんか? 余談はさて置いて竜王分岐まで引返そう。来る時はそうでもなかったが、登り返すとなると遥かな高さだ。鈴鹿の山々に背後から励まされながらゆっくりと登り続ける。一度休憩しただけで竜王分岐まで1時間ほどで着いた。ここからは急な下りが続く。虎縞ロ-プをつかんだら滑ってしまった。余分な物は持たないに限る。一度緩やかとなり962mピ-クに着く。この辺りにはシャクナゲの木が多い。気を取り直して再び急な下りに挑む。ここにも虎縞ロ-プが張り巡らされていたが、ロ-プは持たずに慎重に下り続ける。鞍部から少し登った所に標識があった。道標はないが多分ここが奥の平への分岐か、ここから登り返す。最後に短い急登があり岩のピークに立つ。少し雲が取れて展望が広がった。祝ケ岳をカメラに収める。銚子ケ口から雨乞岳へ続く稜線が間近に見える。917mピ-クには「竜王山まで50分」の道標があった。いったん下り巡視路の標識がある道を進む。人声がすると思ったら山仕事の人のザックと草刈り機が道の横に置いてあった。どこかで休憩でもしているのか。もう緩やかになった尾根を行く。私の持っている昭文社の地図にはない鉄塔を二つ過ぎる。昭和59年には送電線は無かったらしい。雑木林からポッカリと開けた場所に出ると竜王山△825.8m(点標名・竜王山2)の山頂に着いた。三角点の標石は少し先の林の中にあった。角は四隅とも削られていた。点標名が竜王山2と言うことは1があるはずです。探したら竜王町にある308.8mの山がそうでした。おまけにその山は一等三角点です。いつか一度行ってみよう。しっかり残していた缶ビ-ルを飲んで下山開始。膝に堪える階段の続く急な下りです。一歩一歩下り続ける。一度千畳平?だったか緩い所に出て、ジグザグに続く道を下って行く。下に車道が見えて来ると荒れた道となり、12時55分車道に出た。道標には竜王山まで30分と書いてあった。登り30分を55分かけて下ったことになる。後は車道を西明寺入口バス停を経て北畑口まで歩いた。振り返って見た竜王山は思ったより高く見えた。