・山域・山名 長浜市余呉町・中河内(半明ゲート)~下谷山
・実施日 2024 年11月24日(日)早朝 雨 現地到着から 晴れ
・参加者 CL K内・SL M内(報告)・A井・M野・S藤・S口・会員外2名 計8名
・朽木市場近くのロッジに前夜泊
・コースタイム 早朝4時出発→(木ノ本IC付近・湖北病院・セブンイレブンで合流)→R365→5:55中河内県道 285分岐→半明ゲートP 取り付き7:10 ~9:07△大音波817m~・873~11:05稜線分岐~11:20下谷山971m11:50~12:54p873~13:41p817~前回5/30のコースで下山~14:57標高500辺から急傾斜 p369 林道15:14着
【記 録】
夜半降り続いた雨も早朝に小降りになっていた。晴れ予報ではあったが、現地判断で出発する。
中河内の神社でトイレを借りて、半明ゲートへ向かう。前回5/30は、落石・倒木の為尾根の先端まで行けなかったが、今回は、工事車両も入り、整備されているようであった。尾根の先端から登れるかと思ったが、コンクリート壁で覆われていたため、登れそうな取り付きから登り始める。地図の尾根を見る限り、5/30よりも急登ではなかったように思うが、結局藪に阻まれるところが多々あり苦戦する。何とかP817大音波山に到着。ここからは、緩やかなピークをいくつも超えながらP873を通過して、長い距離を歩き稜線分岐に到着。時間制限の11時を回っていたが、下谷山P971山頂11時20分着、昼食休憩を11時50分まで取った。その間に、上谷山方面に風況観測塔の建設工事が進んでいるかと少し歩いたが、ちょっと歩いたくらいでは、分からなかった。判明しないままにミッションを終了することになった。下山はP817から前回のコースで下山して正解であった。
***参加者一口感想***
○ 目的の林道開発の様子は確かめられなかったのですが、下谷山山行は楽しかったです。黄葉の雑木林から細い美しいブナ林、尾根近くには立派なブナがあり葉を落とした木々もきれいでした。開発の様子が見えなかったので楽しかった!で済ませられたのですが、これから先の変化に関心をもっていこうと思います。(A井さん)
○ 下谷山山行お疲れ様でした。雨の中のテント泊だったのが、一転して温かい素敵なバンガロー泊となり、快適な夜を過ごさせて頂きました。道中も歩きやすいところを教えて下さり、H井さん、本当に有難うございました。私は、今回下谷山山域の自然の美しさに見とれ、発電機増設確認のミッションに意識が薄く、あぁ…K内さん、ごめんなさいー。落葉したぶなが林立する景観は目をみはるものがありました…。🌿頂いたなめこで、早速なめこ汁を作りました。美味しかったです!有難うございました。また初めてお出会いした、O河原さん、山友会の先輩のS口さん、いろんな箇所で誘導して下さり、本当に、有難うございました。やっぱりルート経験者の方がおられると、道迷いが防げ、大安心だとつくづく思いました。❤️そして、我らのリーダーのM内さん、本当にお疲れ様でした。ずっと隊列を引っ張ってくださり、また、行き&帰りの運転本当に本当に有難うございました。🌼😀A井さん、ロープ補助、おんぶに抱っこで、なんのお手伝いも出来ず、ごめんなさい…!🙏M野さんサポート役で、静かに控えていて下さり、とても頼もしくて心強かったです。本当にお疲れ様でした。有難うございました。😀 (S藤さん)
○ 滋賀県最北端の山域。期待どおり美しいブナの森が広がっていました。K内さんによると細身で竹林のようにまっすぐ伸びるさまは、美人ブナと呼ばれるそうな。そして余呉トレイルマップに記載されている大音波「ブナの台地」はこれまた美しい円形のテーブルランドでした。若い樹が多く、一帯は過去に皆伐された歴史があるようですが、これからは風力発電計画の影響で伐採されることなく、より豊かな森に育ってほしいと思いました。 (M野さん)
○ 途中に広大なブナ林地帯があった。以前から山仲間が絶賛していたが、個人的には細くて期待はずれ、二次林だろうか。
下谷山へはちょうど10年前に栃ノ木峠から行ったことがある。その頃、分岐のあたりは腰くらいまでの笹薮で、なんとかルートを見つけて山頂に辿り着いたと記憶している。現在 笹はほとんどなくなり、鹿の食害を痛感した。山頂から先にもテープと踏み跡があり、どこまで続いているのか気になるところ。(H井さん)
○ H井さん、下谷山のご案内、大変お世話になり、ありがとうございました。
地図を見た時、急な登り口を覚悟してはおりましたが、 やはり私にはついていけないペースでした。ウィンドファームは、又、別な機会に確認させて頂ければと思います。(O河原さん)
○ 『風力発電の事業者GPI(グリーンパワーインベスティメント)が、地元説明会で用意していた資料を基に、発電機設置取りやめが考えられる福井県側と、減数が予定される滋賀県側(県境尾根)の林道工事の様子を見に入ります。』 こんな地味な山行案内に、会員外の人も入れて8人の参加申し込みがあり、とても驚いている。(秋山集中の後、そのまま現地に行こう、というM内さんの企みが大成功!!)
滋賀・福井両県知事、経済産業省の中止勧告にもかかわらず、一旦止まっていた工事のための住民説明会が開催されたのは7月だった。業者資料によると、第2回説明会は10月のはずだったが、準備が間に合わず12月ごろに延期されたと滋賀県担当者から聞いた。12月の説明会までに、現地の様子を確認したいと計画した山行だった。
NTTがGPIを買収、最初の計画に比べ驚くほど立派な資料が作られていた。NTTは企画立案についてはマニュアルがあるらしくそれらしく仕上がっている、足りないのは現地情報。西大津にある県の水資源公社に、高時川の水の濁りについて、イヌワシやクマタカの鳥類について、事業者が聞きに来たらしい。(参加者二人から聞いたことのつなぎ合わせ。)
バリケードを張るわけでもなく、新聞に情報を流すわけでもなく、ただ静かに山を歩きそこの自然を愛で楽しむ。関心を持っている人が大勢いるんだよ、ということが少しでも事業者に伝わればいいと思う。雪の季節に、スノーシューで下谷山へ行こう、とM内さんが企画中。皆さま、懲りずに、心の準備をしてお待ちください。(笑)
6月に不注意から腰椎圧迫骨折を起こしてしまい、平地はなんとか歩けるようになったものの登山は無理な状態だった。元気な人が誰でもいいから下谷山から先の工事の様子を見てきてほしいと思った。さんざん足を引っ張った挙句、結局やっと登り着いた大音波のピークで待機、3時間待ち。「勝手に行動しないで!大音波から動かないで!」とM内さんに釘を刺されていたので、そのあたりをうろうろしながら待っていたが、A井さんがロープを上げてくれたのだから、それを使って一人先に降りても良かったなと後から思った・・。皆さまほんとに迷惑をかけました。ごめんなさい。
快適なバンガローを貸していただき、押しつけにわかリーダーを快く引き受けていただき、かなり無理なミッション達成に向け頑張っていただいたH井さんに心から感謝します。A井さん、お疲れだったのに確保、ありがとう。おかげでなんとか転げ落ちずに下山できました。(K内)
○ 地図で登れそうな尾根に見えても、実際は、藪であったりする。余呉トレイルマツプに記載がある
標高が詰まったコースでも登りやすいことを実感する。何年かぶりに「なめこ」のご褒美付き山行
でした。(M内)