個人山行 音羽山バリ山行 諸子川源頭部沢沿い&石丸大明神左岸を歩く 落ち葉のツボ足に注意して

【日にち】2025年3月8日(土)曇りのち晴れ

【メンバー】T田(L)、S本、N西(感想)

【コースタイム】

 7:45JR膳所駅-8:10日本電気硝子保養所横登山口-8:25諸子川源頭部-左俣沢-8:45登山道350m地点-8:50火の用心分岐-縦走路-9:10東谷筋下降点-音羽山の屏風岩-10:00相模川(休憩)-10:25石丸大明神南西400m左岸支沢取付き―11:20縦走路-11:35音羽山12:10-火の用心分岐-18番鉄塔-13:00池の里公園-13:30JR膳所駅

距離12・3km 登り888m 下り891m

 

 

 

 

 

【感想】  

  日をあけずして再び音羽山バリ山行。先週と同じようなルートを行ったり来たり。しかし1本沢が違えば景色もがらりと変わる。諸子川源頭部左俣沢を忠実に歩く。大量の落ち葉。フカフカの落ち葉どころではない。落ち葉によるツボ足に注意しないといけない。下手すると落ち葉で膝まで埋まってしまう。動物でさえも踏み入れた形跡がなさそうだ。静寂の中に啄木鳥のドラミングだけが響いている。静かでなんともいい雰囲気だ。落ち葉に埋もれた石や枝に注意しながら登ると、30分ほどで火の用心分岐についた。

 縦走路を少し進んで東谷筋を下降する。ここを下降すると音羽山の屏風岩に辿り着く。先週登った時は急登に感じたが、下りはそれほど急坂に感じないのは、私がこのようなルートに慣れたせいだろうか。ただ、斜面は崩れやすく、こちらも落ち葉が多い。同じ屏風岩でも、登りで見るのと下りで見るのとではまた違ったものに見える。今日は屏風岩奥の8m程の隠れ滝も水が勢いよく流れている。オーバーハングした屏風岩に隠れ滝、パワースポットのように感じる。

 相模川で小休止し、次は石丸大明神南西の左岸沢から取付く。ここは未踏ルートだ。最後まで登り切れるか。行く手を拒まれたら尾根にでるしかない。スギの枯れ葉がいっぱいの斜面をどんどん直登していく。地形を見ながら進んでいく。景色も変わらない、ずっと同じような斜面を300m程登る。途中から朴の木と小石ゾーンになり歩きにくい。以前にも音羽山では似たような場所があった。鹿の踏み跡を頼りに登る。空が見えて縦走路が近くなり嬉しくなる。1時間ほど歩いて縦走路に出た。縦走路には雪が少し残って霜柱もあった。15分ほど歩いて山頂に到着。雪冠の比良がきれいだ。山頂でたっぷり休憩し、火の用心分岐まで戻り、18番鉄塔をから巡視路に沿って下山した。充実の音羽山山行でした。ありがとうございました。

 

 

 


個人山行 音羽山の岩壁を求めて 音羽山の屏風岩だ~!

【日にち】2025年2月26日(水)晴れ

【メンバー】T田(L)、Nま、N西(感想)

【コースタイム】

 7:40JR膳所駅-8:25御用池南西左岸沢取付-谷筋遡行-8:50音羽山の岩壁又の名は音羽山の屏風岩-9:30音羽山大津ルート430m地点-10:10音羽山10:50-11:10火の用心分岐-膳所ルート390m北方向谷筋下降点-諸子川源頭部-11:45BBC横登山口-JR膳所駅 距離 10.5km 登り 552m 下り 550m

 

 

 

 

 

【感想】  

  音羽山に岩壁があると聞き、音羽山探検隊としては確認せずにはいられない。御用池南西左岸沢取付から沢沿いに歩く。和田神社所有地との表示がある。ちょっとお邪魔させていただきにそこから入山。明治45年建と刻印された「餅九蔵植林記念碑」がある。江戸時代の植林功労者加藤九蔵氏の功績を顕彰するもののようだ。九蔵氏の篤行を称える木札を膳所藩主が建て、古くなると更新されていたが、廃藩後は更新されなくなったので、地元の有志が協力して明治45年に石碑を建て、九蔵氏の業績を永く伝えることとされたようだ。

 そこから僅かに進むと、何やら見たことがあるような洞窟ができてきた。もしやこれはマンガン採掘跡ではなかろか。あれ、すぐ近くにまた採掘跡が。ここでもマンガンの採掘が行われていたのか。探すと他にもありそうだが、本日のメインミッションは採掘跡探しではないので、この辺りで前に進むとする。鹿の骨が散乱している。大きな音がして、見るとキジではないか。猪クンの堀跡もいっぱいだ。動物たちの住処にお邪魔させてもらう。林道もあり昔の生活の名残を感じる。谷筋を遡行していく。沢は水もよく流れている。音羽山バリ山行ではもう珍しくも何ともない倒木祭り!わーい、跨いで潜っての連続だー!鳴滝不動尊からの沢筋遡行とは雰囲気が違う。沢筋がちょっと違うとこんなにも雰囲気が変わるものなのか。楽しすぎるっ。

 走行していると音羽山の岸壁が見えてきた。高さは優に15mはあるだろう。思っていた以上の岩壁が反り立っている。下には大きな石がゴロゴロしている。クライミング練習にもってこいの岩壁だが、いつ崩れるかわからない岩でクライミング練習は危険すぎる。待っていたかのようにちょうど陽が差し込んできた。音羽山の屏風岩と名付けても誰も文句は言わないくらい立派な岩だ。音羽山は期待を裏切らない。

 ここからはルートファインディングで430m地点を目指して登っていく。源頭部の水は涸れている。いつもの如くどこにも道はなく、地図と地形を確認しながら、歩きやすそうなところを登っていく。敷き詰められた朴の葉を上を、生きた木を頼りにキックステップで登っていく。めちゃくちゃ楽しい!登っている時は気づかないが、振り返ると結構な急斜面だ。登山道が見えていても、敢えて最後までバリを楽しむ。これがリーダーのこだわり。登ったルートは下ってみないと気が済まない。いつの日か、近いうちにこのルートを下ることになるだろ。これもリーダーのこだわり。

 ほぼ予定通りの時間に430m地点に出た。登山道には雪もまだ残っている。火の用心の分岐を少し上がったところなので、山頂まであと半分くらいある。10時過ぎに音羽山到着。平日のせいかハイカーも少ない。山頂から少し下ったところで、たっぷり休憩し下山。最後にもう一つ楽しみが残っている。火の用心の分岐を尾根に下り、そこから沢過ぎに急下降するバリルート。これもなかなかの急斜面だ。下りは登りよりも気を遣う。大股にならないように注意して、慎重にくだる。下った斜面を振り返って、次はどこから登ろうかと、TさんとNさんが話している。どれだけ音羽山を歩き倒したら気が済むのか。きっと、彼らは全ての尾根と沢を歩き尽くすのだろう。アッパレだ!今日も音羽山を十二分に楽しませてもらった。音羽山の神様ありがとうございました。また、よろしくお願いいたします。

 

 

 


個人山行 太神山

【日程】 2025年2月24日(月)

【参加者】K原(L)、Nま、T中、M田、N西、H川、M代(記録)

【行程】 7:30天神川林道迎え不動 - 9:30 中澤晶洞 - 11:20 不動寺 - 11:40 太神山 (599.6m)

     - 12:00 不動寺(昼食)- 13:50 駐車場

 

 

 

 

 

 

 

【記録と感想】

・山行日は昼過ぎまで雪予報。歩き始めは3.5kmの林道歩き。歩きやすい道のため、軽アイゼン無しで展望箇所で写真を撮りつつ分岐点へ。林道の終点からは藪漕ぎ。藪にも雪が積もり、幻想的なバリエーションルート。徐々に傾斜がきつくなるが、ピンクテープを見逃さないように20分程登っていくと、中澤晶洞へ到着。三角形の洞窟の入り口は何か潜んでいそうでドキドキ。真っ暗な中、入っていくと壁はキラキラと光っている。黒雲母等のようなものが小さく光るが、洞窟が発見された当初は美しい鉱産物がびっしりだったとか!?

 太神山へ歩を進める中、天狗岩も見えてきた。左の岩が天狗の鼻かな…でも右の岩がビーグル犬の鼻先みたい。雪をかぶって寝そべる犬のような岩で映え写真を撮って、11時過ぎに不動寺へ到着。改築されたお寺の清々しい匂いに包まれながら参拝。太神山山頂へ到着する頃には、かなり雪が降ってきた。急いで不動寺へ戻り、屋根のある場所で昼食。降雪でかなり寒さも募って来たため、早々と下山。皆さん、疲れを見せることもなく14時前には駐車場へ。今回は洞窟探検や雪道歩行でワクワク一杯の山行だった。参加された探検隊の皆さま、ご一緒させていただいて、ありがとうございました!

 

 

 


個人山行 雪の高室山

【日 程】2025年2月24日(月) 天気雪時々曇り 

 

【参加者】Ts本(L)、F井、N堀、S藤 

 

【山 名】 鈴鹿山系 高室山 

 

【行 程】駐車場(8:10)・・・高室山登山口(8:20)・・・本丸櫓跡(09:05)・・・林道登山口(10:45)・・・高室山頂上(11:15)[35分休憩]・・・林道分岐(12:10)・・・本丸櫓跡(13:20)・・・登山口(13:40)・・・駐車場(13:45)

 

 

 

 

 

【報 告】

 湖北の己高山への山行を予定していたが今季最強寒波で朝から北陸道も国道8号も通行止め、登山口まで行ける高室山へと変更した。朝8時前に佐目の駐車場に到着。道路は除雪してあるが雪が降り続いてうっすらと雪が積もっていた。登山口駐車場は積雪のため中まで入れなかったので除雪してある入口付近に駐車、トイレは使うことができた。

 出発の準備をしている間にもわさわさと雪が降り続く。メンバーの一人が「こんな雪でも登るの?」と心配そう。ともあれ装備を整えて8時過ぎに出発。踏み固められたトレースをたどって順調に登っていく。45分ほどで佐目トンネルの真上の「本丸櫓跡」のピークに到着。ここで一服。樹林の中に入ると雪はそれほど降りかかってこないが、周りはガスで見通しがきかない。そこから二つほどピークを下り登りして高度を上げていく。一人はスノーシューで、他の3人はワカンで登っていく。

 10時過ぎに周回コースの林道分岐に着くが、無雪期の2倍ほどの時間がかかった。このあたりから気温が下がってきて、風も冷たく積雪もパウダースノーになってきた。林道登山口から最後の登り、30分ほどで山頂に到着した。

 山頂は積雪はそれほど多くはなかったが、周りはガスで景色は見えず、記念写真を撮ってから風の当たらない場所に移動してお昼の休憩。周りの木々がたっぷりの雪を抱えて時々雪の煙を降らす中で昼食をとった。

 下山は雪道なので早いが、ワカンの足の置き場所が難しかったり、スノーシューの長さが下りの邪魔になって外してツボ足で下ったりと、下りならではの問題も実感した。下山の途中で登ってくる他の登山者とすれ違った、合計10名ほど。やはり人気のある山だと思った。結局休憩も含めて2時間弱で無事下山。寒波の中たっぷりの積雪を大いに楽しんだ山行だった。

 

(一口感想)

高室山登山口横の駐車場に着いた時は、雪がこれでもかと言わんばかりの勢いで降っていたので、登山ができる気がしませんでした。

しかし、気丈なリーダーの「行けるところまで行こう」の言葉で出発。雪は深く、ワカン歩行でしたが、急斜面のアップダウンが多く、ワカンの刃を効かせるための雪面への置き方を考えながら歩くのに難儀しました。そんな中、青空もチラ見えして、ところどころ陽の光が樹林帯に差し込み、美しい。やっとの思いで着いた山頂は、広いスペース。周囲は真っ白でしたが、諦めずにここまで登った達成感で大大満足。帰路も慎重に下りた割には早いペースの下山となりました。(S藤)

 

 

ワカンを斜面で使用するのは初めてで、積雪量も程よく、非常に貴重な経験となりました。登りではキックステップにもかなり慣れてきましたが、下りの急斜面では滑りそうで、思うようにコントロールするのが難しかったです。頂いたアドバイスを元に、工夫をして再挑戦したいと思います。快晴の雪山も素晴らしいですが、雪降る山の情景もまた格別で、敢行してくださったリーダーと仲間の皆さんに感謝したいと思います。(N堀)

 

 


2月ハイキング部例会 宇治川沿い天ケ瀬ダム・仏徳山・宇治上神社等

【日にち】2月16日(日) 曇りのち晴

【参加者】Nま(L)、I田(SL)、Mり(SL・記録)、N野、Y森、T井、Y田、A元、

A井、N堀、A口、H井、Y村、K藤、O本和、O本紀、S井、Y口、A見、T田、M田、F田(善)、福田(真)、明隅、福井、濱

【コースタイム】

9:15 宇治市観光センター前出発-10:05白山神社10:30-紅葉谷-11:20天ケ瀬吊り橋-11:40天ケ瀬ダ

ム(昼食)12:00-2:40興聖寺前-13:00仏徳山(大吉山131.8m)-13:15仏徳山展望台-14:00宇治上神

社-14:20平等院入口・解散  距離約12km 約5時間

 

 

 

 

【報告】  

 明け方まで降り続いた雨がやみ、26名の参加で予定通り例会を実施。宇治市観光センター前から出発、住宅街を通り、文化会館前で衣服調整し、白山神社を目指す。神社本殿横には日清、日露戦争での戦勝記念碑としてか砲弾2本がひっそり祀られ、モニュメントのようである。神社境内横渓流沿いの紅葉谷を暫く進むと宇治川へ出、天ケ瀬吊橋、天ケ瀬ダムを目指す。

 天ケ瀬ダムは、1964年完成の琵琶湖を源流とする関西のまちを守る淀川本川に設けられた唯一のダムである。受付で「60周年記念ダムカード」を頂戴し、ちょっぴり得した気分でダム提を散策、昼食休憩とした。白虹橋を渡るとその畔には、戦争で犠牲となった国内外の人々への哀悼の石碑「記憶と和解の碑」があった。興聖寺前から山道を登り、暫くすると大吉山(仏徳131.8m)頂上に到着。

 山頂で小休止後下山、途中には宇治市内を一望できる展望台が設けられているが風景を愛でるより人馴れした鳩とヤマガラを呼び寄せ、手の平に乗せる参加者の微笑ましい光景を見つつ小休憩とした。休憩後、世界遺産宇治上神社へお参りし、宇治川にかかる朝霧橋を渡り、平等院入口前で解散した。2月とは思えないくらい気温が上昇し暑さを感じながらの例会でした。

 

 

 


個人山行 樹氷の三峰山

 

【日 程】2025年2月13日(木) 天気曇り時々雪

 

【参加者】Ts本(L)、T中h、M田、K西、H場

 

【山 名】 高見山地 三峰山(みうねやま)    

 

【行 程】 みつえ青少年旅行村(08:40)・・・不動滝(09:20)[休憩 5分]・・・五本杉避難小屋(10:35)[休憩10分]・・・三畝峠(10:50)・・・三峰山(11:00)[休憩 5分]・・・八丁平(11:10)・・・三畝峠(11:20)・・・五本杉避難小屋(11:30)[休憩35分]・・・林道十字路(13:05)・・・みつえ青少年旅行村(13:30)

 

 

 

 

 

 【報 告】

 強い寒波の後に雨が降るなど天候がめまぐるしく変わる中、運が良ければ樹氷が拝めるかと高見山地の三峰山山行を実施した。朝8:30頃駐車場は3台ほどの駐車だったが、下山時には10台ほどになっていた。道路にはうっすらと雪が積もっていたが溶け始めていた。天気は曇りで上空の雲が早く流れていた。

 登山口から大タイ林道を歩き始めて40分ほどで不動滝入口に到着。トイレはあるが冬期凍結のため閉鎖中だった。林道から登山道に進んでしばらくで不動の滝。滝の両側には凍った大きなつららが縁取っている。しばし勇壮な滝を楽しんでから急坂を登る。雪はそれほど積もっていないが、凍った登山道にあられが降り積もってアイゼンなしでも歩きやすかった。

 不動の滝から1時間ほどつづれ織りの坂を登って稜線に出ると登リ尾コースとの合流点にある五本杉避難小屋に着いた。数人の登山者が休憩していた。ここでアイゼンを装着して山頂をめざす。

 山頂稜線は風が強く固まった積雪が凍っていて、アイゼンを効かせながら慎重に登っていく。この付近から木々の枝に霧氷がついてだんだんと白くなり、霧氷のトンネルをくぐってまもなく山頂に到着。冬型の気圧配置が強まり山頂は暴風の中、風に飛ばされそうになりながら記念撮影。空が晴れかけて青空や景色が見えたかと思うとまた雲に覆われて雪が舞ってくる。不思議なことにこの強風にあおられているところほど霧氷が成長していた。前日この山に登った方の報告では霧氷が全く見られなかったとのことで、今日の山行はとてもラッキーだったと皆で喜んだ。

 風に追い立てられるようにして八丁平に向かった。南斜面は風が遮られて先ほどの爆風が嘘のようだが木々に霧氷はついていない。広々とした八丁平で展望を楽しみ、風に逆らって避難小屋へ戻った。

 小屋の中で昼食休憩。我々を含めて4組がゆったりと休める広い小屋だった。温かいものを食べて12時過ぎに下山開始。凍り付いた登山道を慎重に下る。林道十字路の少し手前積雪が緩んできたところでアイゼンを外す。林道付近の展望小屋は2階建ての立派な小屋だったがあまり使われていない様子。その下の休憩小屋もなかなか立派な小屋、ここでトイレを済ませ一息で青少年旅行村まで下山した。駐車場付近では日差しも出てきて春の風情。みつえ旅行村の霧氷まつりも次の日曜日が最終日とのことだった。霧氷(樹氷)の真冬と春を行き来した楽しい山行だった。

 

 


個人山行 己高山

 

【日程】2025年2月11日(火)

【参加者】K口(L)、S口、M成、M代(記録)

【山名】 伊吹山系    

【行程】 9:40飯福寺登山口 - 13:00 765m地点 - 15:30 飯福寺登山口(8.2km)

 

 

 

 

 

 【報告と感想】 

 滋賀の最高峰・伊吹山の北西15km程に位置する、山中にも山岳信仰寺院群がかつてあった己高山。神様がいる…神秘的な山へ積雪期に挑むのですが、今回のリーダーの山を選択した理由は、夕刻の某会議に間に合いそうな高速道路出口から程近い山であるからとのことでした。

 草津方面から向かう際、途中で雪が中々に降っている箇所もありましたが、長浜市に入ると晴天の模様。駐車場で雪山装備の準備をし、飯福寺登山口へ。己高山は近隣の名の知れた山程知れ渡っていないため、動物(鹿?)のトレース以外無い中、ラッセルしながら頂上方面を目指しました。

恥ずかしながら、雪山2回目の私はラッセルすることに憧れていましたが、先頭を歩かせてもらい存分に体験することが出来ました。最近入会された方も、メンバーから装備を借りて、リーダーからスノーシュー山行の講習を受けて、各メンバーのスキルアップが図れる山岳会の良さをしみじみ感じました。ちなみにスノーシュー派、ワカン派…色々な角度からの考察が聴けて、大変勉強になりました。

 また、ホイップクリームみたいなふっかふかの雪の中にダイブして人型を作るメンバーを見て、大のおとなが子どもに戻っちゃう瞬間を垣間見られて幸せな気分になれました。

 シュカブラ(風雪紋)は美しく、雪庇の怖さも少し体験しながら、時間は思いのほか早く経っていきました。時計と反対周りでの周回ルートを想定していましたが、標高765mあたりで午後1時となり、日も陰っていたため、温かい昼食を掻き込み下山開始。

 時間制限の中、山頂は踏めなかったですが、最高の雪質の中で貴重な山行が出来ました。帰りは寄り道で、つるやパン(滋賀県が誇るサラダパンのお店)でパンやみそ味ラスク等を調達。ご一緒していただいたメンバーの皆さまに、大感謝!

 

 


個人山行 雪の上高地ハイキング

 

 日にち 2月11日

メンバー N堀 Hま T田 他一名(CL)

距離  14.7キロ

コースタイム 6.30 さわんど温泉発〜6.50中の湯バス停着 釜トンネル - 8.05焼岳上高地側登山口 - 8.20西穂高上高地側登山口

 - 9.30河童橋 - 9.50小梨平野営場 - 11.50上高地ビジターセンター - 11.20河童橋 - 13.10大正池 - 13.40大正池ホテル 

 - 14.30中の湯バス停着

 

 記録と感想

 

厳冬期の上高地へ!

山を登らずにこの時期ならではのスノーシューを履いての雪山ハイキングを楽しむ。前日の夜10時半に長野県さわんど温泉の山小屋に到着し素泊まり。11日早朝5時起床6時半に予約してたタクシーで中の湯まで行く。空は曇ってて小雪が降ってる、気温は➖5℃。釜トンネルより向こうは車は通行止めなのでトンネル内を歩く。ここがスタート地点。ゆるい登りの上高地トンネルも抜けるとそこは完璧の雪景色!からまつ橋から梓川右岸を河童橋目指して歩く。田代橋からはスノーシューを装着。誰も歩いてない雪の上を歩く感触がたまらない。河童橋に予定より早く到着した。ここから穂高連峰が見えるはずなのに雲が、、(あの雲じゃまや〜)でも天気は徐々に晴れ間が出てきた、小梨平キャンプ場まで進み手頃な場所でぜんざいタイム〜リーダーはノコギリ持参でイグルーでも作ろうと思ってたらしい。結局のんびり陽だまりの中でぜんざいを食べた、そしてふわふわの新雪を見るとついやりたくなるのがアレ!3人でスノーエンジェル作り。後ろ向きに倒れて手足をバタバタさせて起き上がると雪上には天使の羽に見えるやつ、出来上がったのを見ると、、、うーん私のはビミョー(笑)

河童橋まで戻ると人が増えていた、みんな写真撮っている。名残惜しいが梓川沿いを歩いて次は大正池目指す、池のすぐ際まで立ち穂高連峰をみると一瞬雲の間から頂が見えた気がした。やはり3000m級の山は目線は見上げるほどだ。比良山系の山とは格が違う(気がした)ここからの焼岳の眺めも素晴らしい。登ったことないけどいつか行きたいと思った、スノーシューはここで外し軽アイゼンでトンネルまで歩く、ツアーの団体や薄着でスニーカーの若者とすれ違う。冬でも人気の場所だと実感。トンネルの中に大津市では見かけない大きな除雪車があった、下りなので早足で歩ける。バスの時間には余裕で間に合いゴールの中の湯バス停に到着。スタートした釜トンネルは青空だった。帰りは平湯温泉であったまる、700円でお得感あり。滋賀まで300キロ.4時間半かかったが道の凍ってる箇所も安全運転だったし渋滞もなく帰路につく。今回企画してくれたリーダーに感謝します(T田)