【日にち】 10月27日(日) 曇り時々晴れ
【メンバー】K原(L)、A隅、M田、M内、Nま、Y村、N西、Y田、Hま、M成、K山
【コースタイム】
登山口7:50~9:00青龍寺9:10~10:00釈迦堂~10:20瑠璃堂~11:30大比叡山頂 ~12:10ケーブル延
暦寺駅前12:40~13:05裳立山~14:40坂本(解散)
距離12.4km 登り796m 下り842m
【報告】
比叡山は日本史の舞台として、延暦寺は世界遺産として、車やケーブルカーで交通の便がいい観光地になっています。それは延暦寺のあたりだけで少し離れると静かな山歩きができます。今年の滋賀山友会の登山祭典にあまり観光客がいないルートで比叡山の中心部を横断するルートを計画しました。
集合は6:50三条京阪駅前大原行きバス停で、6:53発のバスに乗らなければなりません。八瀬秋元町のまさに「登山口」というバス停で降り、登山前の説明、ストレッチなどをしてから出発しました。1時間ほどで登り着いた青龍寺は静寂のなか端正ながら威厳のある佇まいを見せています。比叡山の中では珍しい延暦寺とは異なる別格のお寺です。そこから瑠璃堂への道「黒谷越」は途中が崩落していて、峰道から釈迦堂へ遠回りして瑠璃堂へ行きました。織田信長の焼き討ちに唯一残った瑠璃堂は小さいながら凛とした美しさを保っています。そこから山頂を経てケーブル駅前へ出て昼食にしますが、途中の戦時基地跡に寄りました。今は何もないのですが、この山には不似合いだったと感じます。そこから裳立山の紀貫之墓に寄って歩きやすい整備された登山道を降り、比叡山高校グラウンド横を通って坂本の町へ出ました。その間延暦寺あたり以外ではほとんど登山者に会いませんでした。
二日前まで降水確率が60%と中止するかどうか悩みましたが、夕方までは降らないことを確認して、実施を決めました。結果としては登山には絶好のお天気で、全くトラブル無く、静かな山歩きを楽しめたと思います。(K原)
【感想】
比叡山、初めての山行になるので期待とドキドキで参加しました。木々に囲まれた静寂の中にたたずむ寺院、鐘つき堂から聞こえる音を聞きながら山中を歩くのには風情がありました。天気にも恵まれて皆様と楽しく良い経験が出来ました。(Y田)
雨にも降られず、ヒルにも出会わず楽しい山行でした。一般の方の参加がなかったのは、ちょっと残念でしたが、また来年の企画も楽しみにしています。ありがとうございました。(Y村)
比叡山は好きな場所で、今回は八瀬から黒谷青龍寺とるり堂に立ち寄るとこのことで楽しみにしていました。お天気も心配無用で、陽が差し込み青空も見えて登山日和りでした。黒谷青龍寺はひっそりと趣が感じられるお寺だった。鐘の音色も素敵でした。機会があれば住職さんにもお会いしてみたいと思いました。瑠璃堂は信長の焼き討ちから逃れた唯一のお堂で、奥まった場所にひっそりと静かな佇まいで、すてきな場所でした。比叡山は紅葉しませんが、緑がきれいで新緑のような雰囲気でした。久しぶりにお会いする方もおられ、お喋りも楽しい山行となりました。ありがとうございました。(N西)
お天気を心配しながら迎えた比叡山行き、雪の日に一度しか行った事がなかったので、今回の京都側から登るのは楽しみでした。10月も終わりだと言うのに、半そででも汗ばむほどの気温、紅葉はなし。でも、久しぶりにお会いできた先輩方、新しく入られた方と色々な話をしながら、楽しい山歩きが出来ました。こんなにも知らない所があるのかとつくづく実感しました。案内していただいたK原さん、ありがとうございます。もう一度一人で行けるかと聞かれたら、「?」ですが、また、歩いてみたいと思います。(Hま)
【日 時】 2024年10月26日(土) 曇りのち晴れ
【参加者】 T中h(CL)、K川(SL)、S井、T田、K澤、M田
(SL 記録)
【コースタイム】 7:10葛川市民センター集合―細川に車デポ
―7:35市民センター出発―10:00御殿山
―11:00武奈ヶ岳(昼食・休憩)―12:40
P.706m―13:40細川駐車場
【報 告】
翌日が登山祭典予定日ということもあり例会参加者は少なめの6名となりました。早朝に集合した市民センター駐車場には
他府県ナンバーの車も多く皆さんが身支度中です。やはり人気の武奈ヶ岳です。
心配された雨も降らず、薄曇りの中出発です。明王院から急坂をジグザグに登り、少し傾斜が緩やかになると空も明るくな
り、ちらちらと紅葉が始まった木々が現れてうれしい。846mあたりからは広く開けた斜面にブナの木立がきれいです。
御殿山に登りつくと突然展望が開けます。
今年の夏は異例の猛暑続きで10月下旬になっても夏日となる日が多く、山の紅葉はまだ期待できないと思っていましたが、
山頂から染まり始めた紅葉を眺めることができました。
武奈ヶ岳山頂は多くの登山者でにぎわっていました。青空も広がりゆっくりと腰を下ろして昼食休憩です。
山頂から眺める琵琶湖はこれまで何回も見ているはずなのに、なんだかしみじみといい眺めだなあと感動しました。
帰りは細川尾根を下ります。武奈ヶ岳山頂から釣瓶岳への稜線を少し下ると細川への分岐ですが、よく注意しないと
わかりにくいです。踏み跡がはっきりしない斜面を慎重に進むと所々にテープも見えてきます。
結構な急斜面を転ばないように木々につかまりながら降りていきます。
706m付近まで来るとようやくなだらかになり、辺り一帯にブナ林が広がります。急な下り続きで疲れた足を休めて
ゆっくりと休憩です。そこから1時間ほどで細川に無事下山することができました。幸運にもお天気に恵まれ楽しい山行と
なり感謝です。
やっぱり武奈ヶ岳はいい地元の山でした。
【日にち】 10月20日(日) 晴れ
【メンバー】 A成(CL・記録)、S口(SL・救急)、F井、I田、Y森、S藤、O本(和)、O本(紀)、S谷、Nま、T井、N村、Y田(比)
【コースタイム】
げんき村駐車場8:30ー北小松登山口8:35ー8:45 滝見台8:50ー9:21涼峠9:25ー10:05ヤケ山(700m)10:10ー11:11ヤケオ山(950m)12:00ー12:58ヤケ山13:04ー13:35涼峠13:43ー14:21滝見台ー14:35北小松登山口
タイム6時間5分 距離6.7㎞
前日の夜にJR湖西線が明日の始発から9時頃まで強風の為運休の情報があり、相談の上車で現地集合等のお願い連絡を参加者の皆さんに取りました。
当日、湖岸道路がトライアスロン開催の為一部通行止めや琵琶湖大橋が通行出来ないかもとの情報がありバタバタしましたが、琵琶湖大橋も無事通行出来8:30集合時間には参加者全員集合出来ました。体調不良で欠席者以外は皆さん乗り合わせ等で車で無事到着出来ました。当初の予定より20分遅い集合時間にした事と、17時には駐車場が閉まるとの事で自己紹介も手短に山行開始しました。天気は快晴で心地よい風。10分程登ると楊梅の滝が見える滝見台に到着、滝見学、衣服調整。ヤケ山、ヤケオ山までは急登ありなだららかな道ありロープのある急登ありと変化に富んでいました。ススキが沢山生えていて秋を感じられ琵琶湖や遠くの山並みの眺望がしんどさを和らげてくれました。標高が高くなるにつれて風も強くなりウィンドウブレーカーを着るのさえ大変でした。
お昼前にヤケオ山頂に到着、琵琶湖の眺望は天気が良く素晴らしかったです。強風でしたがほんの少し下がった場所では驚くほど風が弱くそこでお昼休憩。復路は下り中心でしたが段差の大きな所も多く石がゴロゴロしていて集中力が必要でした。途中個人山行のK原さん、H川さん、N西さんパーティに出会いました。けっこうな薮道を通って来て今からヤケ山、ヤケオ山に行くとの事。怪我も無く予定より早く無事下山出来ました。事前にバタバタしましたがお天気も良く予想外に風が強かったですが楽しい山行になりありがとうございました。
【日にち】 10月20日(日) 晴れ
【メンバー】K原(L)、H川、N西、他1名
【コースタイム】
7:30楊梅の滝に駐車集合
7:55比良げんき村駐車場―げんき村テントサイト―8:00牛山登山口―9:15牛山(566m)―トビ岩(460m)―
10:00牛山―11:15滝山(703m)―11:50寒風峠―12:05ヤケ山(700m 休憩)―13:35ヤケオ山(974m)―
ヤケ山―14:55涼峠―15:25北小松登山口(楊梅滝入口)
※げんき村駐車場使用時間は8時30分~17時です。駐車場にはトイレがあります。
距離13.6Km 登り1254m 下り1227m
鳶岩からの景色が見たくて、げんき村テントサイトを経由して牛山登山口から登山開始。この景色を見せてあげたくて同僚も誘ってみた。風は強いが絶好の登山日和り。琵琶湖ブルーとスカイブルー、鳶岩からの景色が楽しみだ。踏み跡に沿って歩いていくが、途中ルートが明瞭ではない場所もあるので、GPSで確認しながら進む。色褪せたピンクテープもあるが、一人ではちょっと不安なルートだ。大きなヒルに遭遇。
9時15分、牛山に着いたが何も表示がない。ウロウロ探してみると、マジックで「牛山」とだけ書かれたテープが木に巻かれていた。これだけ?なんだか寂しいなと思っていたら、可愛い山名板があった。牛山山頂は広けているが展望はない。今日のメインスポットの鳶岩へ向かうが、ここもGPSでルートを確認しながら100m程下っていく。テープもなく、なかなかわかりにくい。鳶岩に到着。ピーヒョロロ。その名の通りトンビが優雅に青空を飛んでいる。鳶岩からの眺めは言うことなし!絶景だ。
牛山まで戻り滝山を目指すが、このルートがわかりにくく予想外の藪漕ぎだ。真新しい軽量ザックが破れないかそっちの方が気になって仕方がないH川アニキ。蜘蛛の巣地獄とのレポが多かったが、お陰様で蜘蛛の巣地獄ではなかったが、道はなく何度もGPSで方向を確認しながら進む。藪漕ぎを経て尾根に出ると、そこからはブナ林がきれいな景色になった。秋晴れで、差し込む陽射しがとても気持ちがいい登山道になった。アップダウンもなくとても歩きやすい。11時過ぎに滝山到着。三角点があり山頂は広場のように開けている。100m程下って寒風峠を経由してヤケ山を目指す。
12時過ぎにヤケ山に到着し、風の通らない陽当たりのいい所に移動してお昼休憩とする。ダイエットに成功したH川アニキは少食だ。ヤケオ山に向かう途中、ヤケオ山から下山中の滋賀山友会ハイキング部ご一行様に出会う。強風により湖西線が運休するという急な事態にもかかわらず全員が参加できたようで、よかったよかった(^^)ヤケオ山への稜線は琵琶湖が見渡せ展望がいい。本当に気持ちがいい。背の高いススキが風に揺られ秋を感じる。登山道はザレて滑りやすい箇所もある。釈迦岳まで行きたかったが下山時間を考えるとヤケオ山までにした方がよさそうだ。
ヤケオ山で小休止し引き返す。天気がいいので稜線歩きが本当に気持ちがいい。涼峠を経由して楊梅の滝駐車場へ下山する。ザレて滑りやすい箇所があったり、大きな岩の段差があったり、岩がゴロゴロしいていたりと油断できない登山道で最後まで気を抜かずに歩く。15時30分に駐車場に着いた。お天気のいい日に鳶岩に行くことができて満足な山行でした。ありがとうございました。
【個人山行】秋の乗鞍岳
【実施日】 2024.10.20 日曜日
【天気】 晴れ
【参加者】 寺田 他一名
【行程】 7.00乗鞍観光センターバス乗り場〜8.00乗鞍山頂(畳平)バスターミナル着〜8.20富士見岳2817m〜
9.00肩の小屋〜9.02剣ヶ峰口〜9.35朝日岳2975m〜10.20蚕玉岳2979m(こだまだけ)〜10.25頂上小屋〜
10.30乗鞍岳山頂剣ヶ峰3026m〜11.20朝日岳〜11.50富士見岳口〜12.20畳平バスターミナル
【報告と感想】
大津から岐阜と長野の間にある乗鞍岳までは300キロ。夜中に出て乗鞍観光センター朝7時始発のバスに乗り日本一標高の高いバス停の畳平バスターミナルまで行きそこから山頂を目指します。
着いたら青空ピーカン!先週に引き続き晴れの登山になりそう!と心弾ませて歩き始めます。眼科には雲海が360度見渡す限り広がってました、まるで生クリームのような真っ白なふわふわした雲海と遠くに北アルプスの山々も見えます、2ヶ月前に行った槍ヶ岳のトンガリもよく見えましたよ。やっぱりかっこいいですね。途中息切れしてフーフー言うてましたけど呼吸を整えて歩きます。歩いては周りの景色が素晴らしすぎて眺めてしまいなかなか前に進めません(笑)、山頂は思ったより狭くて休憩する場所もなく写真撮影の人で少し混んでたし外人さんも多かったです。今月でシャトルバスの通行も終わりなので登山者も多いようです。この日は澄み切った青空でしたが富士山は見えませんでした、北アルプスのオールスター勢ぞろいの山々と雲海のコラボの景色をもっと見ていたかったけど帰りのバスの時間があるので、名残惜しみながら下山しました。この方向から見てこの形の山は何山とか、まだ私にはそれほどわかりませんが、いろんな山へこれからももっと行けたらいいなぁと、思いました。下山したあとはもちろん温泉であったまります。長野県には秘湯の温泉がたくさんあるのでそれも登山の楽しみの一つですよね。
【日 程】 2024年10月13日(日)
【参加者】 K口、Y岡
【天候】晴れ
【行程】8時貫井町集落→貫井谷→14時武奈ヶ岳→バリエーション下山→16時貫井町集落
【活動内容・感想】
気温・水温が下がるまでにシーズン最後の沢登りへ行きたく計画しました。よくよく考えると北アルプスへ行けたなぁと思ったのは内緒の話。
今回の貫井谷は比良山系の沢の中でも一番悪いとも言われる悪沢。情報を事前に収集準備万端で遡行開始。いきなり滝が現れちょいちょい危なっかしい滝も現れこの先思いやられるなっと思ったのですがその後しばらくは何もなく沢歩き。
あれ、ルート間違った?と思いGPSで確認したら合ってました。尚且つ遡行図を見るとそこからが本番みたい。まじで~・・・。
悪沢と言われるのでそんなに簡単じゃないって話ですよね、2人とも林道作業用のスパイク足袋で望んだのですがとにかく滑りまくり。フェルトシューズだったらどうだったのかな?
ハーケン・カムを駆使しても突破できない所も有りました、スパイクシューズのフリクションが全然効かなかったので前出のフェルトシューズだと行けたと思います。いや技術の問題かな・・・。
巻ける所なら良いのですが、ゴルジュ状の所は巻けないので緊張しましたが、何とか突破出来ました。最近方々で遭難・道迷いでレスキューされているニュースが流れているのでこの季節に沢登でレスキューされたっとなったら大変だという別な意味でも緊張。
中盤からシャワークライムが多くなりどうなるかな?とも思いましたが気温もそこまで下がっていなかったので真夏みたいには行きませんが滝登りを楽しめました。
この貫井谷は最後に武奈ヶ岳に突きあがります。そこで遅めの昼食、天気も良く風もなく琵琶湖を見ながら堪能できました。
下山はバリエーションで名もない尾根を下るのですが、尾根が緩やかでルートミスし全く違う方に下っていました。早めに周りの地形を見て間違いに気付いたので登り返す事なくトラバースでリカバリーOK。
怪我無く・ヒル無く・間違い無く山行できたのでマルでしょう。
【日 程】 2024年10月13日(日)
【参加者】 H川 (CL)、T田、M代(記録)
【総距離】 約21km
【天候】晴れ
【行程】
5:00霊仙山権現山登山口駐車場~6:05権現山~6:30ホッケ山~7:00小女郎峠~
7:30蓬莱山~7:40打見山~8:05木戸峠~9:30烏谷山~10:25南比良峠~
11:10金糞峠~12:45カラ岳~13:00釈迦岳~13:50ヤケオ山~14:50ヤケ山~
16:25比良げんき村~16:40JR北小松駅(約12時間)
【活動内容・感想】
・真っ暗な中、JR和邇駅近くの和邇公園駐車場へ守山方面と大津南部方面から車2台集合し、1台に乗り込んで霊仙山権現山登山口駐車場へ。本当は4:45位から行動し始めたが、いきなり進行方向を少し誤って15分ほどロスタイム。日が昇る前は標識等が見えないためいつも以上に注意が必要。気を取り直し5時に山行スタート。今回の縦走コースは最初の権現山の登りが一番標高差があり、あとは所々アップダウンがあるくらいで、ほぼ稜線歩き...というリーダーの言葉を信じて登るが中々きついしお腹も空いてきて足取りは重い。6時過ぎにご来光を拝み、一気にテンションがあがった。これがあるから早朝登山は止められない。権現山やホッケ山頂上は、テント泊の先客さん方も連休の比良を満喫中。トレランの大会があるのか、終盤戦のトレイルランナーの方々と抜きつ抜かれつ、びわこバレイのある蓬莱山・打見山に到着。あまり行かない裏手の斜面を下って木戸峠を目指す。足元はびしょぬれになるが、斜面の草が朝露で光って美しい。烏谷山への登り返しも堪えるが、リーダーからの歩き方アドバイスがちょこちょこ挟まって、歩くのが楽になった(気がした)。登山中の適度な会話も、息を吐くことでまた新鮮な息を吸えて、理に適っているとのこと。黙々と縦走しないといけないかなと思っていたが、適度に会話して良いと思うと肩の力も抜けた。休憩時間は各自の行動食などを食べていたが、な、なんと...T田さんよりシャインマスカットと大津南部限定の苺どら焼きのお裾分け。瑞々しく美味しいモノで疲れが吹っ飛んだ。大感謝。金糞峠を経て、まだまだ山は続くが、どの山もちょこちょこアップダウンがあるのみ。躓いたりしないよう、焦らず行こうとリーダーからのお声掛け。本当に、それが一番大事。安全に確実にポイントを通過し、日が陰り始めた頃、楊梅の滝の音が聞こえてきて、程なく比良げんき村が見えてきた。お手洗い等を済ませて電車時刻に合わせて坂を下っていたが、電車到着時刻にわずかに間に合わず…。1時間2本しか無い湖西線の駅で、30分程まったり過ごし、疲れた体で電車に乗り込む。車窓の景色が軽快に流れていくと思ったら、新快速。デポした車は新快速の止まらない和邇駅にあるのに、無情にも電車は和邇駅を通過して堅田駅に到着。和邇駅まで2駅戻って、真っ暗な中、登山口で健気に待っていてくれた車に乗り込み各方面へ帰路についた。
一日中歩くという縦走体験は中々実行しにくい。リーダーの声掛け、気配り、参加者各々の準備、意識づくり。色々揃って今回無事完歩できたと思う。共に歩いていただいたお二人に、改めて御礼申し上げます。(記録 M代)
・今回の比良縦走の計画は元々、平に車をデポし朽木スキー場から登り蛇谷、武奈ヶ岳などを含めた予定でしたが、何と朽木スキー場です車のラリー大会があるとの事で車がデポできなくなり急遽予定を変更することになりました。
段取り自体バタバタやりましたが山行が無事に終わって何よりです。
僕自身も一番長く歩きました。さぁ次は六甲全縦目指しましょう^_^(H川)
・秋晴れの中、比良山全縦走という私にとっては初めての長距離の縦走を経験いたしました。早朝暗い時間に出発し権現山からの急登を乗り越えご来光を拝み琵琶湖と青空を眺めて幸先のいいスタートでした。ところどころザレ場や滑りやすい箇所もありましたがリーダーの的確な指示と歩き方やストックの持ち方の癖を指摘されたりただ登って歩くだけではなく今後の登山にも役立つことを教えていただき、そして無事にケガなく時間内に21キロ踏破できたことに感謝です。青空と琵琶湖ブルーを見るのはホントに心が洗われる感覚でした。ありがとうございました。(T田)
東北の山々に紅葉を求めて
白神岳(1.232.4m) 秋田駒ヶ岳,男女岳最高峰(1,637.1m)
乳頭山(烏帽子岳1478m) 鳥海山(2,236m) 車の走行距離約1400K
~ み ち の く の 紅 葉 & 温 泉 と お 酒 三 昧 ~
【山行期間】2024年10月7日(月)~10月12日(土)
【参 加 者】Y森(CL,運転),A見(SL,運転,),Nま(SL,運転),K川(救急,会計)M内(会計),K原(運転,装備)の6人
10月7日(月) 大津から秋田へ、敦賀からフェリー乗船 天気 曇りのち雨
【日 程】5:50Y森宅膳所→8:00敦賀港9:35出港→5:30秋田港着
【内 容】東北陸奥紅葉山行。Y森さん企画第5弾。いつも入念な計画の元、東北の素晴らしい紅葉の山々と温泉、美味しいお料理を堪能出来る贅沢山旅。私は、4回もその贅沢山旅の恩恵を受けてありがたや、ありがたや。今回は前々回に行こうとしたが、台風で土砂崩れのため、登山口まで行けなかった世界遺産の白神山地の中の白神岳登山とそして台風の為、海岸にある温泉に入れなかった黄金崎不老ふ死温泉のリベンジと計画しながら天候の為、秋田駒ヶ岳を優先して行けなかった乳頭山(烏帽子岳)への挑戦。そして、又秋田駒ヶ岳へも再び登り、更に最終日にはロングラン山行の鳥海山と盛り沢山の企画。
どれもこれも楽しみな山々。さて問題は、お天気と体力。前日まで10月に入ったと言うのに暑さが残る日々が続いていたが、東北の気温は?寒暖差も心配だ。1日目は朝、5:50に大津を出発して敦賀港に8:00過ぎに到着。日本海フェリー、9:30出港。次の朝、5:35秋田港着(30分遅れ)。フェリーに乗ったら後は自由時間。翌日の登山に備えてそれぞれゆっくり過ごす。私にとっては、珠玉の時間。NO家事Daysが6日間。何よりのご褒美。さぁ良い山行になります様に (記 K川)
10月8日(火) 白神岳(1.232.4m) 天気 晴れ時々曇り
【データ】 距離13.8K 行動時間8時間35分 累積標高差(登り)1,120m
【コースタイム】
7:50 白神岳登山口駐車場着(3台ほど駐車している)8:15発→ 9:00二股コースとの分岐点蟶山(まてやま)コースを進む→ 10:35 蟶山分岐点。ここから数分で蟶山山頂着。眺望はなし→ 12:45白神岳山頂到着。東南方面に世界遺産の山域を一望する。手前の避難小屋前で昼食。13:15 →14:47 蟶山分岐点→16:40 駐車場着→ 17:40 黄金崎不老ふ死温泉着
【内 容】
登山口に向かう時は時折小雨が降る曇り空だったが、登り始めた頃から次第に回復し、途中から日が差してきた。ブナ、ミズナラ、ヒバの森を歩き出す。このあたりの紅葉は,まだ少し早いようだが、足元には栗やトチの実、ドングリにキノコ。オオカメノキやナナカマドには赤い実がたわわについている。秋の花もチラホラ咲いている。
登山道はぬかるみや木根で滑りやすく慎重に登っていく。蟶山に近づくにつれ、だんだんと天気は回復してきて、日も差し、あたり一面のブナ林が美しい。
分岐からは白神岳山頂に向かう緩やかな稜線を歩く。コミネカエデの黄葉やナナカマドの赤い実が青空に映え、足元にはリンドウも咲いている。
山頂近くのログハウス風の避難小屋と別棟のトイレは新しくて立派だ。白神山地は日本初の世界自然遺産に登録されてから30年が経つとのことで整備にも力が入ってるように感じた。
出発は30分遅れたものの、天気に恵まれ、概ね計画書どおり行動時間で第1日目を終えることができた。温泉宿に着いたのは日没後だったので、不老ふ死温泉名物の露天風呂は明日の朝に持ち越しとなった。(A見)
10月9日(水) 秋田駒ヶ岳,男女岳最高峰(1,637.1m) 天気 晴れ時々ガス
~ 八合目小屋 ~(男岳)~ 男女(オナメ)岳(1637.1m) ~ 横岳 ~ 八合目小屋 へと周回~
【データ】 男岳行かない組 距離 5.8K 行動時間 4時間4分 累積標高差(登り) 430m
男岳行った組 距離 6.8K 行動時間 4時間4分 累積標高差(登り) 520m
【コースタイム】
八合目駐車場12:40――13:15片倉展望台――14:05男岳(1623m)―― 14:45男女岳山頂――15:20横岳(1582.5m)――15:40焼森(1551m)――16:25八合目駐車場
【内 容】
青森県東端の不老ふ死温泉を8時前に出て4時間余り、秋田駒ケ岳八合目駐車場に着いたのは12時過ぎでした。路駐の車も多く満杯の駐車場にタイミング良く空いた駐車枠に停められたのはラッキーで、直ぐに車内でおにぎりなどを食べ、少し遅れて出発しました。駐車場の標高は1300mで高木は無く、火山性の赤土の緩やかな登山道を登って行き、片倉展望台で景色を楽しみました。更に登って山の間の湿原に出て阿弥陀池の端から男岳へ希望者が往復しました。「駒ケ岳」の山名は南斜面の馬の雪形ですが、嶽参りする駒形神社は男岳山頂にあります。駒ケ岳山群では他に無い花崗岩の登山道を降り、阿弥陀池の木道を通って避難小屋の前から主峰の男女岳への階段を登ります。山頂は雲のため遠くの景色が見られなかったのが残念でしたが、火口クレーターなど火山の雰囲気が感じられました。避難小屋まで降りて、横岳までの60mほどの登りがキツイようなら来た道を引き返すかとの相談でしたが、結局予定通りに横岳、焼森経由で駐車場に向かいます。結果的に少しの登りを頑張った後は雲も取れて遠くも見られ、焼森での絶景と駐車場に降りる辺りの紅葉も楽しめました。駐車場に着いたときは4時半ころで登山者はほぼいなく、満杯だった駐車場もほとんど空になっていました。次の日は快晴予報でもっと車と登山者も多くなるようで、ゆっくり静かな山歩きと展望、紅葉を楽しめたのは幸運でした。 (記 K原)
10月10日(木) 乳頭山 (烏帽子岳1478m) 天気 晴れ時々曇り 山頂ガス、やや風あり
【データ】 距離 10.7K 行動時間 7時間15分 累積標高差 約775m
【コースタイム】
8:14休暇村乳頭温泉郷(780m)P発→妙乃湯→大釜温泉→8:45孫六温泉(814m)登山口8:50→9:17 945ピークで休憩9:21→10:16 1170mあたりで休憩10:23→10:56田代平山荘(避難小屋1290m)11:04→11:38一本松沢ルート分岐(閉鎖中) →11:56乳頭山(烏帽子岳1,478m)山頂12:05→12:21一本松沢ルート分岐(閉鎖中)→12:53田代平山荘(昼食)13:24→15:04孫六温泉登山口→大釜温泉→妙乃湯→休暇村乳頭温泉郷(780m)P着
【内 容】
数年前に乳頭温泉まで来たけど行けなかった乳頭山。今年、リベンジすることにした。休暇村乳頭温泉郷に宿を取り、ここに車を置かせてもらい、歩いて登山口まで向かう計画です。車を一日置く場所がないのです。各宿の駐車場は、温泉客のための駐車場なので登山客で埋めるわけにはいかないのです。
休暇村乳頭温泉郷をバックに記念写真を撮ってからスタート、妙乃湯、大釜温泉、、孫六温泉(改装中閉館)等の温泉を右手に見ながら、車道を歩きます。30分で前回宿泊した孫六温泉に到着。ここに乳頭山への登山口があります。
孫六温泉登山口で休憩後、出発。最初は緩やかなトラバース道、でもすぐに急登になります。しばらく登っていくと、右手下に黒湯温泉が見えてきます。どこも露天風呂があって、湯けむりがあがっています。何とか急登をクリアして945ピークで休憩。さてここから先は、立派なブナ林が前後左右に広がっている中、緩やかに登って行きます。ブナの林を楽しみながらの登りです。ところが1100mを越えるあたりから、登山道は掘れて、ドロドロ、ねちょねちょの悪路となってしまいました。雨天では登りたくないコースです。でも1250mあたりから平地となって木道もあって歩きやすくなりました。低木の紅葉も見事に色づき、田代平山荘の前の小さな池からは紅葉越しに乳頭山山頂が顔を見せてくれました。
ここから、緩やかに眺望の良い尾根を登って行きます。でも山頂はガスがかかってますが、時々顔を見せてくれます。あと標高差、約100mで、紅葉が綺麗になってきました。(ガスがかかると見えなくなるけど)
山頂直下、南側の肩の場所(1460m)からは、断崖絶壁の壁と、紅葉の絨毯が見えましたが、すぐにガスに隠れてしまいます。もう少しで山頂です。11:56乳頭山山頂(1,478m)に到着。この山は県境にあり、岩手県側では、烏帽子岳と呼ばれています。まずは、記念写真。でも強風です。山頂は東南方向が断崖絶壁となっています。要注意。私は、ガスが消え紅葉が出るまで少し待って写真を撮りましたが、岩手山山頂の雲は取れませんでした。でも紅葉の海が見えたので納得です。山頂では、写真を撮ってすぐに下山にかかります。
皆さんの待つ肩(山頂から50m先)でも強風なので、田代平山荘まで下りて昼食にすることにしました。この避難小屋ですが、なかなか綺麗です。しばし風もなくゆっくりと食事をとりました。下山はドロドロの登山道に注意しながら滑らないように下りて、緩斜面ではブナ林を楽しみ、15時過ぎ無事に孫六温泉登山口に着きました。そして休暇村まで歩いて登山終了。いいえ、これから2時間、車の移動が待っていました。午後7時過ぎに白滝旅館に到着。この旅館からは明日登る鳥海山鉾立登山口まで30分と近いのです。お安くてお料理もおいしくこじんまりしていて、良い旅館でした。 (記 Y森)
10月11日(金) 鳥海山 (2,236mm) 天気 晴れ時々曇り やや風あり
【象潟口コース】距離14.8km 登り1.340m 下り1.341m 山行9:25 休憩2:11 合計11:36
【コースタイム】
5:55鉾立車場→6:10出発→6:22鉾立展望台6:29→7:47賽の河原→8:29御浜小屋8:44→9:01御田ケ原分岐→9:43七五三掛→9:55外輪山・千蛇谷分岐10:07→10:34文殊岳→11:22行者岳→11:48新山・外輪分岐11:54→12:19鳥海山12:54→13:09鳥海山山頂御室参籠所13:40→14:51外輪山・千蛇谷分岐15:05→15:09七五三掛15:16→15:33御田ケ原分岐→16:05御浜小屋→16:35賽の河原→17:37鉾立展望台→17:46駐車場
【記 録】
いよいよ東北紅葉狩り山行の最終日、みちのく随一の霊峰鳥海山登山である。昨日の烏帽子岳に比べ、好天に恵まれ絶好の登山日和である。鉾立駐車場の車は三連休前か意外と少ない。登山開始直後の登山道両サイドはナナカマド、奈曽渓谷展望台からは割栗石を敷き詰め整備された歩道が賽の河原まで延々と続く。右下方には朝陽の影の鳥海山、紅葉を眺めつつ徐々に高度を上げていく。2時間半程でやっと御浜小屋へ到着。15分ほど休憩後、鳥海湖を右眼下に、岩場で足元の不安定な道を登りきると扇子の森頂上。下り道になり鞍部の御田ケ原分岐を過ぎ、八丁坂の登りにかかる。やがて七五三掛、標高1.860mの外輪山・千蛇谷分岐で一休みし文殊岳、行者岳を経、岩場、やっと2,236m新山登頂。新山から岩間の胎内くぐり、すこぶる危なっかしい巨岩の岩礫地をゆっくり慎重に下り鳥海山山頂御室参籠所で昼食休憩後、13時40分出発。千蛇谷から登り返し、15時頃千蛇谷分岐に辿りつき登りの際の登山道に出る。賽の河原と鉾立展望台間の奈曽渓谷の夕陽を浴びた紅葉、日本海に沈む夕陽の絶景に今日一日の疲れを癒す程感動。夕陽が沈み暗くなった17時40分頃、鉾立登山口へ到着。鳥海山について「昭文社」や「山と渓谷」の案内文はいずれも1泊2日の日程を要する中級レベルと記載してある。休憩に多くの時間を割きながらとは言え、何事もなく丸一日歩いた皆様の体力と頑張りに敬意を表したい。しみじみ今回の山行の最終日が鳥海山で良かったと実感する。
<Nま>
10月12日(土) 春日山城跡 朝から快晴
今日は最終日 湯野浜温泉「華夕美 日本海」を8時20分に出発してガソリンを入れ、鶴岡物産館でお土産を買い。鶴岡JCT(9:40)から高速に乗り、上越高田IC(12:36)で高速を降りて、本日の目的地 上杉謙信のふるさと新潟県上越市の日本百名城「春日山城跡めぐり」です。
春日山城は、石垣がなく、自然の地形と土木工事により巡らせた空堀や土塁などによって曲輪(くるわ)を守っていた。天守閣もなく、周囲の山々に砦を築いて、より大きな城としての機能を持たせていた。こうした城の造りは戦国時代の山城の特徴を表しているそうです。徒歩1時間の三郎景虎屋敷コースをゆっくり見て回りました。手入れが行き届き、清々しい気分の散策が出来ました
散策を終え、また高速に乗り名立谷浜IC(4:15)食事タイムをとり、一路、滋賀に向けて走行 草津IC(9:20)に降り、順次下車して大津京組(10:00) 車庫入り(10:20) 無事解散となりました。みなさまお疲れでした。お天気に恵まれた山行に感謝です。(M内)
紅葉山行後記
K川さん
1日目白神岳。橅の巨木の森の中を急な登りとアップダウン、滑りやすい登山道を約7時間歩く。木漏れ日に輝く橅の白神岳、神秘が宿る。
2日目秋田駒ヶ岳 2回目のリベンジでやっと出会えた山全体の錦織。オレンジ、赤、黄色、緑色の自然の見事なコントラスト。ナナカマドの赤い実が、マユミの実が可愛い。
3日目乳頭山 秘湯の湯、孫六温泉から登る。橅の綺麗な山⛰️ でも滑りやすく歩き難い登山道に手擦った。田代平山荘の前の池から見たちょこんと乳頭の山の紅葉がここだけの贅沢。
4日目鳥海山 12時間の山行。新山へのアプローチが長い、長い。そして新山への登りが厳しい岩の連続。夜明けから日没までの山行になった。下山途中で見た夕陽に染まる鳥海山の紅葉、日本海に沈む夕陽。最後のご褒美だ。
若い皆さん 行きたい時に行ける時に厳しい山、チャレンジが難しいコース行って下さい。歳を取ると行ける山が少なくなって来る。行けても時間が掛かって危険度が増す。登山限界。今回の鳥海山で身に染みる。きっともっと若かったら、スタコラサッサ(?)やったんやろうなと。
企画して下さったY森さん、同行して下さった皆さん、一杯お世話になりました。とっても楽しい、美味しい陸奥紅葉山行でした。ありがとうございました。 又又、食べ過ぎ、飲み過ぎ。トホホ
Nまさん
今回の山行で印象的だったのは白神岳である。白神山地は1993年12月に世界自然遺産に登録された。世界最大級の規模でブナの原生林が分布する白神岳はその西端にある。世界遺産登録直前の1993年10月に青森銀行創立50周年記念として制作された写真集「SHIRAKAMI-白神山地」が銀行から進呈され、今も手元にある。今回の山行を終え、この写真集と約30年経た原生林を比べると殆ど変わっておらず継続的自然保護の大切さを改めて認識させられた。
Y森
東北は何より紅葉が綺麗。夏の高山植物も良いけれど、なんせ、標高が低いので、夏は暑い。秋は空気もカラッとしていてとても気持ち良い。このところ毎年秋は東北と決めて少し長めの登山を楽しんできた。温泉も豊富です。しかし、4~5日の行程では、1日くらいは必ず雨が降り、登山は、止めて観光にしてきた。けれど今年は運よく雨は降らなかった。(フェリー中は雨だったが)そして今まで、行けなかった白神岳、乳頭山もリベンジできたし、納得のいく山行ができた。また、最終日の鳥海山は登りながら日本海を見たかったので鉾立ルートを選んだが、予期せぬ日本海に沈む夕日が見られ、それがまた素晴らしく、赤く染まった空が東北の紅葉の象徴のようでもありました。また、七五三掛分岐から尾根ルートへ、新山山頂へ、そして千蛇谷ルートを下山。なかなか長い行程で、登り返しもきつかったけれど、この歳で行けたのは自信になりました。もう行けないと思う。そして日本海に落ちる夕日は、横にとっても長い夕焼けで感動しました。来年からは少し短い期間にしたいと思っています。場所未定。
M内さん
日帰り山行に温泉付きの贅沢な山行でしたが、日ごろの苦労が報われて大満足の山旅でした。4日間歩けてまだまだ歩けると自信にもなりました。鳥海山(新山)は、日の出から日の入りまで歩くロングコース、厳しい岩場の上り下りは、緊張の連続でした。
何と言っても、天気に恵まれ、ブナの原生林、紅葉を楽しめたことがうれしいです。
(記録全体まとめ Y森)
【日 程】 2024年10月3日 (木) ~6日 (日)
【参加者】 I野 (CL・配車)、S藤 (SL)、K藤 (記録)
【コースタイム】 39km、 27時間 = 4日間累計
【行程・天気】
1日目 10月3日(木) 曇のち雨
2:00滋賀出発~高速/有峰林道~6:40折立キャンプ場着
7:10折立登山口→9:00三角点→11:25~12:00太郎平小屋 (昼食) 2,328m →14:05 薬師沢小屋1,916m
2日目 10月4日(金) 雨
6:40薬師沢小屋 → 9:20 雲ノ平/アラスカ庭園2,456m→10:30祖母岳 2,560m →10:50雲ノ平山荘2,552m
3日目 10月5日(土) 曇のち晴れ
6:45雲ノ平山荘 → 7:30 雲ノ平/アラスカ庭園2,456m→ 9:30~10:10薬師沢小屋 (昼食)
→13:10~13:20太郎山2,372m →13:30 太郎平小屋
4日目 10月6日(日) 晴れ
6:15太郎平小屋 →6:30薬師峠→ 7:00薬師平→ 7:45薬師岳山荘2,693m→ 8:20 避難小屋
→8:35~9:00 薬師岳山頂2,926m→ 9:10 避難小屋→ 9:30~45薬師岳山荘→ 10:10薬師平→10:35薬師峠
→10:50~11:20太郎平小屋→13:10~13:20三角点→14:25折立登山口
【報告と感想】
晴天の雲ノ平と周辺の山々に挑む計画は魅力的で愉しみにしていたが、ダブル台風の影響で天候が怪しい。「4日も行けば1日くらいは雨も降るでしょう」と、リーダーの言葉もあり、小屋泊なので眠る間は雨風は防げるから雨を承知で計画通りに向かうこととなった。 当初計画では鷲羽岳か水晶岳どちらか、無理な場合は最後に薬師岳の可能性を残し、無理せず天候により臨機応変に計画変更することをメンバーで合意。
1日目 10月3日(木) 曇のち雨
有峰林道(有料)のゲートが開く時間に合わせて滋賀から高速(北陸道)を走る。高速を降りる頃には夜が明け林道入り口から登山口のある折立まで約20km、真っ暗なトンネルや工事中の曲がりくねった一車線の道を有峰ダム湖まで走る。 今にも降りそうな曇り空6:40折立駐車場に着く。大型連休・週末ならば満車状態で車道に駐車するなど駐車スペースを見つけるのが困難と聞くが、小屋閉めの時季だし平日とあり登山口の直ぐ前に停められた。先ずは太郎平小屋を目指し登山口1,356mを出発。最初は急登が続き衣服調整。9:00三角点1,871mを過ぎると樹林帯を抜ける。三角点から太郎平まで4.2kmの道標には「ガンバレ!」と書かれていた。 太郎平まで3kmと書かれた辺りから所々に休憩用ベンチがあり、曇り空の下、もしかしたら今回は登らないかも知れない薬師岳を眺めながら休む。多少ガスってはいるが何とか降らずに済んでいる。なだらかな登りだが長い距離を進んで11:25太郎平着。寒くて「名物太郎ラーメン」で温まる。食事を済ませて薬師沢へ向かう。途中、気持ちよく歩ける木道もあったが、幾度も河を渡り長い橋が結構怖い。400mを下るルートを2時間歩いて薬師沢小屋に到着。天候が悪くなりそうな事と小屋閉めが近いせいか客数が少なくゆっくり過ごせた。小屋主やまとけいこさんは優しく素敵な人で、夕食も美味しかった。
2日目 10月4日(金) 雨
朝から大雨で小屋前の薬師沢は増水。恐ろしい程の水量を下に見ながら吊り橋を渡るのは勇気がいるし雲ノ平へ向かうのは躊躇う所だ。美味しい朝食を頂いたあと身支度したら覚悟を決め出発。勢いよく流れる濁流の上、巾の狭い吊り橋を渡ると次は長い梯子を下り、滝に打たれながら道を進むと分岐。そこからの急登がキツイ。沢登り状態で長い距離を各自が必死に登る。昨年亡くした愛犬が迎えに来た様な気持ちになり愛犬の名を連呼してみた。木道になってからも雨で周りは見えずアラスカ庭園を過ぎた事に気づかなかった。ようやく雲ノ平らしき庭園を幾つか過ぎて河を渡ると前に祖母岳。山頂まで歩き易い木道だが景色も何もない。天候が良ければ鷲羽か水晶に向かう計画だったが、大雨なので雲ノ平山荘に到着できたら十分。ずぶ濡れになって雲ノ平山荘に到着すると乾燥室の温かさにホッとした。次々とずぶ濡れの人達が到着し、乾きかけた乾燥室の干物を繰り返し湿らせる。テント泊だったら泣けるだろうな。雲ノ平山荘の名物石狩鍋と生姜漬けはお代わりOKで美味しかった。
3日目 10月5日(土) 曇のち晴れ
やはり靴は乾かなかったが、ほぼ衣服は乾いたので気分新たに出発。霧雨の中、本日は太郎平小屋まで。天候が回復し日曜日は晴れるなら薬師岳に行こうとなった。鷲羽や水晶は来年にお預け。水捌けが良い台地で、増水していた川の水量も落ち着いていた。昨日沢登りした急坂を薬師沢まで下る。少しは水が引いても乾いているわけではなく下るのも又キツイ。薬師沢小屋が近づき、長い梯子と吊り橋を渡るまで緊張。薬師沢小屋前で小休止したら、太郎平小屋まで400mの登りだ。陽が差して暑くなってきたら足が重い。急ぐ必要もないので太郎平小屋手前でザックを置き2,372mの太郎山で景色を楽しんだ。太郎平小屋の夕食も美味しかった。
4日目 10月6日(日) 晴れ
いよいよ最終日。一座でも大きな山の頂に立ちたい気持ちが強く薬師岳に向かう。小屋の入り口にザックを置かせていただき出発。テント場を抜けて薬師岳登山道へ。石がゴロゴロした急登だ。樹林帯を抜けて展望の良い場所に出ると、夏ならお花畑が広がる湿原地帯に木道が敷かれている。山頂目指してひたすら登っていくと槍ヶ岳が顔を見せてくれた。やがて薬師岳山荘に着く。こじんまりした綺麗な山小屋だ。山頂までのガレた道を進み避難小屋を過ぎ、薬師岳の広大なカール地形の美しさに感動しつつも、強く冷たい風に震えて前に足を進める。標高2926mの山頂に到着。祠に薬師如来像が安置されているが本日が祠閉め日とのことで、大事に移管されようとしていた。前日までの雲はどこへやら、快晴の空と360°の大パノラマ。稜線の先の北薬師岳が恰好いい。来年は北薬師岳を超えて北上し五色が原~立山まで抜けてみたい話もしながら下山。早く帰りたい、お風呂に浸かりたい思いもあり、コースタイムを気にしながら下りると、太郎平小屋には予定より1時間も早く到着。軽く食事と荷詰めして、折立までの長い長い登山道をひたすら下る。見晴らしの良いベンチに腰掛け、下りてきたばかりの薬師岳と眼下に有峰湖を見て小休憩。樹林帯を下りても下りても折立は未だ先。登りより長いんじゃないの?と思うくらい長く感じたのは、4日分の疲労が蓄積していたのかも知れない。
4日間を通して酷い雨には泣かされたが小屋泊で良かった。蓄積疲労で転んだりして遅くなったりしたが、最後の最後は晴れて素晴らしい眺望に恵まれた。 ルート相談・天候による計画変更などメンバーで合意して進められて良かった。
一緒に過ごしてくださった、お2人に感謝申し上げます 記:K藤
【日にち】10月5日(土) 晴れ N西、他1名
【コースタイム】
7:50常宮神社登山口―9:30西方ヶ岳―カモシカ台分岐―10:10蠑螺ヶ岳―カモシカ台分岐―11:00西方ヶ岳―12:25常宮神社登山口
距離11.8Km 標高差989m
帰省ついでにちょっと北に足を延ばして、敦賀市の西方ヶ岳と蠑螺ヶ岳をハイキングしてきた。以前にオールラウンド山行部の例会で実施された山だ。天気は曇り空の予報で、雨に降られなければいいかなと思って向かったら、青空で心地よい風がありハイキング日和りであった。
常宮神社に駐車できると思っていたが、7:30過ぎに常宮神社に着いたら、神社の駐車場は締まっていた。神社前の小さなスペースが登山者の駐車用に開放されているが、既に5台ほど駐車していていっぱいだった。どうしようかと思っていたら神社の方が出てきてくださり駐車場を開けてくださった。大安で参拝者が多いため神社の駐車場を閉めておられたようだ。常宮神社は気比神社の奥宮で雰囲気もとてもよさそうなので、下山後にぜひ立ち寄りたい。
神社近くの民家を通り向けると登山口があり、「熊注意」の表示もあった熊鈴のでをつける。階段を登って少し歩くと標高150m程のところに1つめの展望スポットがある。岩に登ると目の前に敦賀湾が広がり絶景で気持ちがいい。登山道も整備されていて歩きやすいが、大雨の影響でか崩れかかっている箇所も多くあり、土嚢が敷かれている。大きな段差がある箇所もあるので、手を使ってよっこらしょと登らなければいけない所もある。地層がはっきりとわかる場所もあり、水晶か?と思うような白いきれいな石が埋まっているゾーンが出てきた。敦賀半島は白亜紀末の花崗岩からできているようだ。銀命水の表示はあるが水は流れていなかった。
展望スポット以外の登山道からは、木があるので海が見えることはないが、それでも気持ちのいい登山道だ。登山口から1時間30分程で西方ヶ岳に到着。カモシカ荘という三角屋根の可愛い避難小屋がある。山頂から少しだけ歩いたところに三角点がある。西方ヶ岳から蠑螺ヶ岳へ向かう。植生が変わり違う景色になった。熊が似合いそうな山だ。歩いていくときれいなブナ林が群集していた。西方ヶ岳から40分程で蠑螺ヶ岳に到着。案内通り山頂を少し降りると、敦賀湾を見渡せる素晴らし絶景が待っていた。青い空白い雲、青い海。お天気に恵まれてよかった。最高の景色である。山頂には誰もいなかったので静かに絶景を眺めていた。地元のハイカーが多く歩かれているのかと思ったが、出会ったのは5名ほどであった。
下山後は常宮神社をお参りした。風情ある滝と、手入れされた庭は紅葉の時期はさぞきれいなんだろうと思う。敦賀湾を眺める休憩所はずーっと海を眺めて入れる場所で、下山後も景色が堪能できた。久しぶりに来た敦賀駅前は、新幹線が開通したことにより、昔と大きく変わっていた。
【日 程】 2024年10月5日 (土) ~6日 (日)
【参加者】 T田、他1名
【コースタイム】 2日間 合計:14.6㎞
【天気】 晴れ
【行程】
1日目 大津4時〜別当出合8.30 〜中飯場9.00〜甚之助避難小屋10.30〜黒ボコ岩12.00〜白山室堂ビジターセンター13.10着
2日目 室堂5時〜御前峰山頂5.50 ご来光とお池めぐり〜8.30室堂出発〜トンビ岩コース南竜山荘10.00〜甚之助避難小屋
11.00〜中飯場12.00〜別当出合13.00着
【報告と感想】
(1日目)本当は八ヶ岳赤岳へ行く予定で計画書も提出してましたが天気が悪そうなので2日前に晴れの白山へ変更!行き先を変更して大正解、二日間とも快晴でした。
大津を4時に出発 7時半に別当出合に到着、駐車場は半分以上埋まっていた。登山口まではシャトルバスに乗る。
前日雨だったのでスパッツなど装備を整えて出発。そんなに暑くならないだろうと勝手に思い込み水1リットルしか持たず、これがあとあと後悔することになる。整備された登山道は歩きやすいが地味に岩の階段が続き太ももに響いてくる、歩くスピードがだんだん遅いのは病気のせいだと思いたくないがやはり感じてしまう、甚之助避難小屋に来た時点でもう半分の水が減ってしまった、水場はあるが『飲めます』とも『飲めません』とも書いてない、こーゆーときは飲める水なのか?とりあえず私は補充しなかった。青い空を見ながら深呼吸して心と呼吸を落ち着かせるが黒ボコ岩までの急登でついに足が攣ってしまいさらにゆっくり歩きになる、黒ボコ岩ではたくさんの人が休憩していた、ここからついに室堂の景色が見えたので気持ちが上がる。足は68番のおかげで治って足取りが軽くなってきた、壮大な弥陀ヶ原の湿原を歩いてるとこの日泊まる室堂ビジターセンターが見えてきた、5時間かけて到着、夕食までに時間があるのでとりあえずリーダーとお疲れ山の生ビールで乾杯。目の前には明日目指す山頂が見えている。今すぐにでも早く行きたい気分だがとりあえずじっくり眺めて想像してみるだけにしよう。山小屋の消灯は8時だが7時に就寝した。
(2日目)
4時半起床の5時出発。早朝ご来光を見よう!と外に出るが真っ白でガスってた。無理かなあと、思ったがせっかく起きたし行くしかないと出発、山頂についたら結構な人がカメラを持ってその瞬間を待っていた。日の出は5時51分、雲海の隙間から朝日が出てきた。
感動の一瞬、ご来光を拝んだあとに御前峰のところで写真撮影、これが渋滞で並んでる、しかも風が強くなってきた、早く降りてお池めぐりしないと朝ごはんに間に合わないと焦るが写真は撮りたい!と並んで撮る。白山奥宮でもお参りは忘れずにした。いくつかの池を見てから山頂からの室堂を眺めながら降りる。これまた最高の景色でした。帰りの身支度を整えて帰りはトンビ岩コースから下山。少し遠回りだが行きしと違った景色を見ながら下山できた。遠くに別山が見えて今度はあっちから登ろうか、とリーダーが言ってそれもありかなーって、思った。外人さんともすれ違う、ここはほんとに多くの人が登りに来る山だと思った。紅葉には少し早かったけど
素晴らしい景色と山と澄んだ空気と青空と充実した2日間でした、体調にも気遣ってくださったリーダーにも感謝です。(T田)